ブライトン監督、EL初のアウェー戦に苦戦を回想 「ポテンシャルの30%も発揮できていなかった」
デ・ゼルビ監督は「選手たちのパフォーマンスは誇らしいものだった」と評価
日本代表MF三笘薫が所属するイングランド1部ブライトンは、現地時間10月5日にUEFAヨーロッパリーグ(EL)グループステージ第2節でフランス1部マルセイユと対戦。前半に2点のリードを許すも、後半の反撃で2-2のドローに持ち込み、今大会初の勝ち点を獲得した。チームを率いるロベルト・デ・ゼルビ監督は、リーグ戦での大敗のあとで見せた選手たちのリバウンドメンタリティーを称賛している。英衛星放送「スカイ・スポーツ」が報じた。
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EL初勝利を目指すブライトンだったが、前半19分、20分と立て続けに失点。2点ビハインドで後半を迎えた。しかし、ここから怒涛の反撃を見せる。後半9分、左サイドの深いまで持ち運んだDFタリク・ランプティからのパスを受けた三笘がマイナス方向へクロスを送ると、これをMFパスカル・グロスが蹴り込んで1点差に。さらに同41分にはランプティが相手エリア内で倒されてPKを獲得。これをFWジョアン・ペドロが成功させ、引き分けに持ち込んだ。
EL初参戦となるブライトン。1分1敗でグループ最下位ではあるが、クラブの歴史に残る勝ち点を獲得。デ・ゼルビ監督は「我々はまだビッグクラブではない。スモールクラブだ。(昨季)素晴らしいプレーをし、選手たちがクオリティーを示したことでヨーロッパのコンペティションにたどり着いたが、試合の雰囲気に苦しめられ過ぎたのかもしれない。選手にとっても、ファンにとってもヨーロッパでの初の(アウェー)ゲームだった」とし、「自分たちのポテンシャルの30%も発揮できていなかった」と欧州カップ戦での苦戦を認めている。
とはいえ、指揮官はフランスの強豪マルセイユを相手にビハインドから追いついた選手たちのメンタリティーに称賛を送っていた。
「ほかの日、ほかの試合よりも正直になりたい。いいプレーはできていなかったと思うし、今は我々にとってタフな時期だ。昨季や1か月前のようなクオリティーを見せるのは難しい。フットボールにおいてはプレーや選手のクオリティーも重要だが、ハート、情熱、そして正しい振る舞いでプレーすることも重要だ。今日の選手たちのパフォーマンスは誇らしいものだった。ビラ・パークで1-6と敗れたあとで、この試合でも前半のうちに0-2とされたが、選手たちは信じられないリアクションを見せた。とても満足しているよ」
EL初勝利こそまだ手にできていないが、デ・ゼルビ監督はアストン・ビラ戦での1-6大敗のショックを引きずることなく勝ち点1を得た試合内容に十分な手応えを感じていたようだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)