マンCが「明らかに脆弱」 3冠王者が抱える“不安要素”を英指摘「圧倒的な存在が不在だと…」

マンチェスター・シティはウルブスに相手に敗戦【写真:ロイター】
マンチェスター・シティはウルブスに相手に敗戦【写真:ロイター】

ウォルバーハンプトン戦で今季初黒星

 イングランド1部マンチェスター・シティは現地時間9月30日にプレミアリーグ第7節でウォルバーハンプトンと敵地で対戦。開幕6連勝中だったチームは1-2で敗れ、今季初黒星を喫した。英衛星放送「スカイ・スポーツ」はスペイン代表MFロドリの欠場が大きく影響していたとして、シティの不安要素を指摘していた。

 シティは前半13分にDFルベン・ディアスのオウンゴールで先制点を献上。後半13分にFWフリアン・アルバレスのゴールで同点とするも、8分後に韓国代表FWファン・ヒチャンに決勝点を許した。プレミアリーグでの敗戦は今年5月のブレントフォード戦(0-1/2022-23シーズン第38節)以来で、今季開幕から続いていた連勝が「6」でストップした。

 2位トッテナムとの勝点差が「1」に縮まったとはいえ、シティは依然として首位をキープしている。それでも、この試合ではシティが抱える不安要素が浮き彫りになっていた。それがロドリの代役不在という問題だ。

 中盤センターのポジションで不動のレギュラーとして君臨するロドリ。開幕からスタメン出場を続けていたが、前節ノッティンガム・フォレスト戦(2-0)で一発退場となり、今節は出場停止だった。ロドリが欠場するなかで、ジョゼップ・グアルディオラ監督は中盤の底にポルトガル代表MFマテウス・ヌネスとクロアチア代表MFマテオ・コバチッチを並べたが、攻撃面での機能性を欠いていた。

「スカイ・スポーツ」によれば、ロドリが加入した2019年8月以降、シティはロドリが欠場した試合の33%で敗れているという。記事では、ウォルバーハンプトン戦の敗戦について「カラバオカップのニューカッスル戦同様、ロドリという圧倒的な存在が不在だとシティは別のチームであるという疑念をさらに深めた。ヌネスとコバチッチはいい選手だが、シティポゼッションにおけるイマジネーションを欠いていた」「ロドリ1人で結果を変えることはできないかもしれないが、数字が示すように彼のいないシティは明らかに脆弱だ」などと指摘されていた。

 各ポジションに一流タレントを抱える3冠王者のシティだが、その中でも特にロドリはアンタッチャブルな存在となっており、不在の影響は非常に大きくなっているようだ。

 ロドリは3試合の出場停止で、次節の3位アーセナル戦も欠場となる。ロドリを欠いて優勝争いのライバルを相手にどう戦うのか。グアルディオラ監督も頭を悩ませているかもしれない。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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