鎌田大地が今夏移籍“噂”ACミランと対戦 注目の一戦の見所を内田篤人が指摘「状況を覆すのがエース級の仕事」

ラツィオでプレーする鎌田大地【写真:Getty Images】
ラツィオでプレーする鎌田大地【写真:Getty Images】

鎌田は今夏ACミランへの移籍が噂されていたが破談→ラツィオに加入

 日本代表MF鎌田大地の所属するイタリア1部ラツィオは、9月30日のセリエA第7節でACミランと対戦する。スポーツチャンネル「DAZN」の「内田篤人のFOOTBALL TIME」ではこの試合のプレビューを行い、元日本代表DF内田篤人氏も見どころについて語った。

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 今夏の移籍市場で鎌田は当初、ACミランに加入すると見られていた。しかし、加入を望んだパオロ・マルディーニTDらが解任されたことで移籍が実現しなかった。それだけにミランを相手に鎌田がどんなパフォーマンスを見せるかが注目される。

 夏の移籍市場で鎌田の獲得を見送ったミランは、イングランド1部チェルシーからアメリカ代表FWクリスティアン・プリシッチ、イングランド代表MFルベン・ロフタス=チークを獲得。ロフタス=チークは鎌田と同じインサイドハーフであり、2人が出場すれば両選手の対決はこの試合のポイントの1つだろう。

 移籍する可能性があったクラブと対戦することについて、内田氏は「僕は気になりますね」と言い、「鎌田くんの場合は、これだけ周りから噂されて、同じ国のクラブに移籍しましたから。いつか対戦するだろうと思っていると思います。まずはチームの状況があれなので、もっともっと自分たちのほうに矢印を向けてサッカーをやれれば面白いんじゃないですか」と、12位に低迷しているラツィオのことに注目すべきだと語った。

 また、鎌田とロフタス=チークの比較についても、「俺らでさえも、(番組で)比較するんだから、日本でも。向こうではもっと激しいと思いますよ。鎌田VS誰々とかね」と、ヨーロッパでの報道も過熱していることを予想。さらに、「チーム状況的なものを覆すのが、各チームの主力、エース級の仕事だと思うので、そこを鎌田くんが担うとなると、それだけの移籍をした責任もある。そこで活躍すれば、逆にチャンス。俺なんかはうまくいっていない時ほど『ビッグゲーム来い!』と思っていましたから。それでいっぺんに変わるチャンス」と、2位のミランとの試合での活躍に期待を寄せた。

 直近の公式戦2試合では、控えで試合を終えているだけに、チーム内での序列を上げるうえでも鎌田にとっては重要になってくる一戦。獲得を見送ったとされるミランを相手に、鎌田は真価を示せるだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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