サウサンプトン吉田、救世主になれず… 終盤に二度の決定機を逃しEL敗退

本拠地でハポエル・ベエルシェバと1-1 アウェーゴール数の差で3位となり姿を消す

 サウサンプトンは現地時間8日のUEFAヨーロッパリーグ(EL)グループステージのハポエル・ベエルシェバ(イスラエル)戦で1-1のドローに終わった。この両者が勝ち点8で並んだものの、アウェーゴール数で上回った初参戦のハポエル・ベエルシェバがグループ2位となり、クラブ史上初の決勝トーナメント進出を決めた。サウサンプトンの日本代表DF吉田麻也は終盤に二度の決定機を逃し、チームの救世主となることはできなかった。

 EL初参戦のハポエル・ベエルシェバは、日本代表DF長友佑都が所属するインテルから2勝を挙げるなど大健闘を見せている。この試合でも後半34分にFWブザグロのミドルシュートでサウサンプトン相手に先制し、決勝トーナメント行きを大きく手繰り寄せた。

 敵地での直接対決を0-0で終えていたサウサンプトンは、勝ち抜くためには2点が必要となった。終盤はセンターバックの吉田もゴール前まで攻め込むパワープレーを仕掛けた。後半44分に吉田が左クロスを頭で合わせたが、シュートはGKの正面を突いた。

 それでもアディショナルタイムに突入した同46分に、吉田とCBコンビを組んでいたDFファン・ダイクがゴールを奪って同点とし、逆転まであと1点と迫ったなかで、吉田に再びチャンスが訪れる。

 

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