鎌田大地、名門ユーベ相手の奮闘にイタリアメディア高評価 「チームのベストプレーヤー」「ラツィオの午後を救った」

ユベントス戦に出場した鎌田大地【写真:Getty Images】
ユベントス戦に出場した鎌田大地【写真:Getty Images】

チームが1-3で敗れたなかでも高い評価を受ける

 イタリア・セリエAのラツィオに所属する日本代表MF鎌田大地は、9月16日の名門ユベントス戦にスタメン出場。チームが1-3で敗れたなかでも、個人のプレーとしてはイタリアメディアから高評価を受けた。

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 鎌田は9月の代表活動で初戦のドイツ戦に出場し、2戦目のトルコ戦は出番がなかった。そのため、代表活動明けとはいえ欧州内の移動で試合間隔も厳しくない好条件でこのビッグマッチに臨むことができた。

 しかしラツィオは前半だけでFWドゥサン・ブラホビッチとFWフェデリコ・キエーザにゴールを許して0-2に。鎌田も左足ボレーでゴールを狙う際どいシュートを放ったが、名手ヴォイチェフ・シュチェスニーにセーブされてしまった。

 それでも後半19分、ラツィオがハイプレスに出た局面で鎌田がボールにアタックすると、こぼれ球を拾ったMFルイス・アルベルトがそのまま持ち込んでゴールし、1点を返した。しかし、直後にブラホビッチにゴールを許して1-3とされて万事休す。鎌田は後半33分に交代で退いている。

 イタリアのサッカー専門メディア「カルチョメルカート・コム」は、鎌田を敗戦チームの中では珍しい「6.5点」の高評価として「彼は試合の激しい部分に常に入り込もうとしていた。ルイス・アルベルトともにチームのベストプレーヤー」と、積極的な動きを買われていた。

 また、イタリアのサッカー専門サイト「トゥットメルカートウェブ・コム」は鎌田を「6点」として、「ラツィオの午後を救った数少ない選手の1人、常に相手の背後を取ろうとする、唯一かもしれない存在だった。彼の左足シュートは、ゴールになったかシュチェスニーに素晴らしいセーブをされたかは別にして、この日のベストチャンスだった」と、攻撃へのアクションが評価されている。

 1勝3敗と開幕ダッシュに失敗したラツィオだが、この後はUEFAチャンピオンズリーグ(CL)も開幕する。鎌田もコンディションを上げながらチームに順応しているところを見せているだけに、今後の復調と躍進が期待される。

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