鹿島復帰の柴崎岳「勝利のために帰って来た」 会見で抱負「2位や3位では満足できない」

鹿島に復帰が決まった柴崎岳【写真:徳原隆元】
鹿島に復帰が決まった柴崎岳【写真:徳原隆元】

カシマサッカースタジアムで加入会見を実施

“常勝”を知る男が帰って来た。7シーズンぶりに古巣の鹿島へと復帰を果たした柴崎岳が、カシマサッカースタジアムで加入会見を行った。

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 柴崎は「鹿島に勝利をもたらすために帰って来た。メンバーとタイトルを獲得したいという思いが強い」と鹿島への復帰を説明。現在のチームに対しては「タイトルを獲れずに苦しんでいる印象がある。2位や3位では満足するチームではないため、周りと協力しながら良いものを作り上げていきたい」と抱負を語った。

 今シーズンの鹿島の戦いぶりは、開幕当初は低空飛行が続いたが徐々に立ち直りを見せ、リーグ戦では第26節を終えて6位と順位を上げてきている。ここにきて各選手が対人プレーで強さを発揮し、シーズン序盤の勝負脆さは消え、全体としてしっかりと戦える集団となってきている。

 ただ、チームとしての戦術的な完成度で考えると改善点はいまだ残っている。攻撃面においても選手個人のフィジカルと技術に頼る部分が大きく、決定的な得点パターンを確立できていないのが現状だ。

 そうした状況のなか、中盤から精度の高いパスをFW陣に供給できる柴崎の加入は、攻撃面に大きな変化をもたらす可能性を秘めている。ゴールへのアプローチにチームとしての多彩さと、さらなる連係の構築が期待できる。

 これからリーグ戦は9月16日の第27節セレッソ大阪戦(ホーム)、続く24日の第28節横浜F・マリノス戦(ホーム)、10月21日には第30節ヴィッセル神戸戦(アウェー)、翌週の28日にも第31節・浦和レッズ戦(ホーム)と今シーズンの成績において重要となる上位対決が控えている。さらなるジャンプアップに向けて、鹿島でタイトルを獲得してきた柴崎の加入はチームにプラスに作用することは間違いない。

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