三笘薫と“新相棒”がレベルアップ「インサイドが鍵」 森保ジャパンの左サイドが“密”な関係性「一緒に…」

日本代表の三笘薫【写真:FOOTBALL ZONE編集部】
日本代表の三笘薫【写真:FOOTBALL ZONE編集部】

6月のエルサルバドル戦でコンビを組んだ三笘と森下

 日本代表は9月6日、ドイツ・ヴォルフスブルクで9日(日本時間10日)の国際親善試合ドイツ代表戦に向けて公開練習を行った。太陽が照り付けるなか、約1時間半汗を流した。6月では新たにMF三笘薫とDF森下龍矢が左サイドでコンビを組んだ。三笘の“新相棒”として期待される森下。2人は今回のドイツ戦に向けてさらなる連係を高めるために深くコミュニケーションを取っているようだ。(取材・文=FOOTBALL ZONE編集部・小杉舞)

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 森保ジャパン脅威の左サイドになれるか。三笘と森下は今回の合宿で6月シリーズの課題を踏まえて改善点を洗い出している。すべてが公開された6日の練習ではポジションに分かれて、サイドからの攻撃を確認。もちろん、三笘も森下も同サイドでプレーした。

 練習の中ではサイドバック(SB)とウイング、ボランチも含めた連係からアウトサイド、インサイドそれぞれを生かした攻撃パターンを研ぎ澄ましていた。そのなかで、森下は前回のエルサルバドル戦でコンビを組んだ際に見えた課題を挙げた。

「まだ戦術的なところをやっているわけじゃないけれど、今は外、外になっていて、エルサルバドルの時に僕が外、外になっちゃって。なかなか三笘選手を活かしきれなかったところがあった。だから、インサイドを取りに行こう、と。インサイド主導じゃなくて、相手がこう来ているからインサイドを取ったほうがいい、と自分が見て判断できるようにしたいと思っていて、次のドイツ戦でそういう現象が出るかは分からないけど、自分が出場してそういう状況が出たら、インサイドを取っていくのは鍵になると思います」

 森保ジャパンは3月からSBが中に切り込んでいく攻撃は新たな取り組みの1つとなっていた。三笘を生かすためにはイン、アウトを使い分けていく必要があると森下は話した。

 一方で三笘もドイツ戦をイメージする。

「前回一緒にやったエルサルバドルでは結構押し込めた展開だったので、立ち位置も考えながらアドバイスもお互いしながらできましたけど、(ドイツ戦では)そういう時間スピードがないなかでやることになるんで、より試合前の準備のところが必要になってくるかなと思う。やっぱり守備の時から、いかに早く攻撃をするか、というところになってくるので、その立ち位置のとこは試合前に話せればな、と思っています」

 そのため、2人は空き時間でも密にコミュニケーションを取っているという。森下は大学時代から良く知る「仲良しの三笘薫とか上田綺世と一緒にぺちゃくちゃ喋りながら私生活を過ごしています」と明かし、関係性の良さをうかがわせた。

 ドイツ戦で再び揃って先発となれば、森保ジャパンが誇る“新”左サイドの試金石になる。6月から時を経て、経験を積んだ2人に注目が集まる。

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