リバプールが抱える中盤問題 地元記者が期待、遠藤ら新加入選手を「導く役割を果たす」MFとは?

リバプール新加入の遠藤航【写真:Getty Images】
リバプール新加入の遠藤航【写真:Getty Images】

2試合連続で退場者、遠藤は1人少ない中でのプレー時間が半分以上に

 イングランド1部リバプールは、2試合連続で退場者を出す異例の序盤戦となっている。苦しい中でも開幕3戦で2勝1分と勝利を挙げてきたチームで、注目ポイントは中盤選手のフィット具合だろう。地元記者が日本代表MF遠藤航も加入したリバプールの中盤問題について、自らの見解を示している。

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 リバプール地元紙「リバプール・エコー」内で現地記者のポール・ゴースト氏は、チームの中盤問題について考察を展開。プレミアリーグ第2節ボーンマス戦(3-1)でデビューした遠藤について、続く第3節ニューカッスル戦で初の先発起用となったが「あまり理想的とは言えない状況でデビューを飾った」と触れている。

 ゴースト氏はボーンマス戦、ニューカッスル戦ともにチームは退場者を出し、「遠藤はこれまでリバプールでプレーした86分のうち56分を1人少ない人数でプレーしてきた」と異例のプレー環境を指摘。新戦力であるアルゼンチン代表MFアレクシス・マック・アリスター、ハンガリー代表MFドミニク・ソボスライが加わった中盤で、「まだ1つか2つ、解決しなければならない点をさらに明白にする必要がある」と、今後の課題を挙げている。

 その一方で、ゴースト氏が期待をしているのが怪我のため離脱しているMFチアゴ・アルカンタラの存在だ。昨季のチアゴは怪我続きで、今年4月末にも臀部を痛め再び離脱。手術も実施し、今季での復帰を目指している。

 記事内では「ユルゲン・クロップ監督によれば、チアゴは今週中にも練習に復帰する見込み」とトレーニングに帰ってくる可能性を指摘。「レッズに大きな弾みをつけることになる」と期待を込めて紹介した。

 さらにゴースト氏は「彼のクオリティーと経験は文句の付けようがない。クラブを自分たちの居場所に戻そうとする、比較的経験の浅い中盤の選手たちを導く役割を果たすだろう」と、遠藤ら新加入選手の模範になりえると持論を展開している。

 昨シーズンはリーグ5位に終わり、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権を逃したリバプール。チーム復活のためにも、中盤問題の解決は、早急に進める必要がありそうだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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