アーセナル冨安、左SBの代替候補1番手も…不安材料を英指摘「長期的なフィットネスは…」
新加入DFティンバーが右膝の前十字靭帯損傷で長期離脱
イングランド1部アーセナルは、今夏新加入のオランダ代表DFユリエン・ティンバーが右膝の前十字靭帯損傷の重傷を負い、手術のために長期離脱となった。現時点での左サイドバック(SB)のファーストチョイスとなっていた22歳のアクシデントにより、その代役となる選手の選定に注目が集まっている。
ティンバーが負傷したプレミアリーグ第1節のノッティンガム・フォレスト戦(2-1)で交代出場したのは冨安だった。負傷明けのウクライナ代表MFオレクサンドル・ジンチェンコのコンディションがまだ100%でないことや、スコットランド代表DFキーラン・ティアニーに移籍の噂が絶えないなかで、現状では右サイドが主戦場の冨安がティンバーの代替候補の1番手となっている。
英公共放送「BBC」も真っ先に冨安の名前を挙げて、「ティンバーの代役として冨安健洋が選択肢になる」と伝えている。ただし、冨安が抱える不安要素についても指摘されている。
「日曜日の試合(ノッティンガム・フォレスト戦)に出る前まで、3月以降のリーグ戦出場がなく、膝の怪我のリカバリーのためにプレシーズンの試合出場時間も十分ではなかった。長期的なフィットネスについては疑問が残る」
冨安は加入1年目の2021-22シーズンにはふくらはぎ、そして昨季は膝の負傷に苦しみ、どちらのシーズンも後半戦に長期離脱を余儀なくされてきた。ピッチに立てば質の高いパフォーマンスを見せているが、継続性を欠いている点が課題となっている。
ジンチェンコも冨安同様に負傷に悩まされているため、ティンバーや冨安に序列で劣るティアニーにもチャンスが与えられる可能性は考えられる。期待の新戦力だったティンバーを失ったなかで、左SBの定位置を掴むのは一体どの選手になるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)