本田圭佑の「移籍期間は不要」主張に賛否 本人がファンの意見に回答「実はフリーの選手でも登録できる期間が限られてます」

本田圭佑がサッカー界の移籍市場について提言【写真:Getty Images】
本田圭佑がサッカー界の移籍市場について提言【写真:Getty Images】

本田は「期間外に登録できないことに困っています」とも言及

 元日本代表MF本田圭佑が7月30日に自身の公式X(ツイッター)で、サッカー界の移籍市場について「移籍期間は不要。変えるべきだ」と提言。さまざまな意見が寄せられ、本田自身がその一部に答えている。

 本田は2021年にリトアニア1部スドゥバ退団後フリーに。昨年10月には膝の手術を報告していたなかで、7月14日のツイートでは「9月にはどこかでプレーしに戻ってくるつもりだと伝えたい」と綴り、プレーヤーとして復帰することを宣言した。

 監督業や、昨年のカタール・ワールドカップ(W杯)では解説も務めた本田。今後のキャリアに注目が集まるなか、自身の公式X(ツイッター)でサッカー界に移籍市場について英語で発信。「不要だ」と持論を述べた。

「サッカー界に移籍市場がある理由が分からない。まだサッカーを続けたいのに、移籍市場が閉まったらクラブとコンタクトが取れなくなる。理由はいくつかあるらしい。1、移籍は結果を簡単に変えてしまう。2、選手を守るため 3、金銭的リスク。どの理由も理にかなっていない。すべての選手がシーズン中にいつでも移籍できるようになれば、ますます競争が激しくなり、エキサイティングになる。FIFA(国際サッカー連盟)はよりいい財務規則を作ることができるし、いくつかのリスクも回避できる。繰り返すが、移籍期間は不要だ。変えるべきだ。いつでも誰でも好きなクラブに移籍できる。賛否両論あるのは承知している。しかし、私はFIFAがこのことを理解してくれることを願っている」

 本田の主張に対してはさまざまな意見が寄せられたなか、一部コメントにツイッター上で答えている。

「選手にとってはいいことばかりではない」「総合的に見たら完全フリーは都合が悪く困ることが多いでしょう」との声には、「欲しい選手が取れて必要ない選手が放出できる。良いことじゃないですか!」「選手、クラブ、ファンにとってメリットの方が多くなりますよ!」と回答。さらに、「実はフリーの選手でも登録できる期間が限られてます。なのでその期間外に登録できないことに困ってます」と、自身の状況も踏まえて続けている。

 また、「確かに一理あるけどさ、金のあるクラブしか旨味がない」との意見には、「しっかり複数年契約を結んでいれば、上位クラブがオファーを出してきても違約金に納得がいかなければ、選手をキープできます。逆に経営に困っていればその違約金で収益を上げることができるので、順位やチームの状況に応じて交渉と意思決定を行うことでクラブのメリットとなるオプションが増えます」と言及していた。

(FOOTBALL ZONE編集部)



page 1/1

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング