C大阪とプレシーズンマッチで対戦

　来日中のフランス1部パリ・サンジェルマン（PSG）は7月28日、ヤンマースタジアム長居でJ1のセレッソ大阪とプレシーズンマッチを戦い、2-3で敗れた。怪我明けのブラジル代表FWネイマールは25日アル・ナスル戦（0-0）に続いて、出場せず。1点目をアシストした PSG下部組織出身の17歳MFウォーレン・ザイール・エメリは試合後、取材に対応。

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　レアル・マドリードから加入したスペイン代表FWアセンシオや主将のブラジル代表DFマルキーニョスらが先発メンバーに名を連ねたPSG。まず前半17分、エメリのふわりと浮かせたパスにファーサイドから走り込んだFWヒューゴ・エキティケがダイレクトで右足を合わせて技ありゴールを決めた。その後、同22分にC大阪が追い付いて1-1で前半を折返した。

　後半からC大阪のMF香川真司が登場するなかで、スコアは大きく動いた。後半4分にPSGが勝ち越し弾を決めると、同22分にC大阪が追い付く。そして同34分、C大阪が前線からのプレスでボールを奪うと、ゴール正面でパスを受けた香川は右足インフロントで巻き込むようなシュートをゴール右に流し込んだ。

　香川の美しい一撃でC大阪が勝ち越しに成功。試合はそのまま終了し、PSGは2-3で競り負けた。

　試合後に取材に応じたエメリは、「今日は非常に難しい試合だったけどC大阪はリーグ中で我々はプレシーズンですし、こちらは湿度も暑さもあったので厳しかった。（新シーズンから指揮を執るルイス・エンリケ）監督は全員知っているし、彼からは攻撃がメインと指示を受けている。動画を見せてもらってチームの中で雰囲気づくりしてくれる」と、敗戦の中にも手応えを得た。また香川については「最初からすごくいいプレーしていて、すごくいい選手」と、その存在感を称賛していた。