D・シルバの現役ラストゴール、アシストは久保建英に注目「運命的なものを感じる」 ジローナ戦で発揮の“最高コンビ”
負傷が原因で現役引退を決意
スペイン1部レアル・ソシエダに所属する元スペイン代表MFダビド・シルバが、自身のSNSを通じて現役引退を発表した。37歳の同選手は左膝の前十字靭帯を損傷し、復帰が困難となったことから選手キャリアに終止符を打つことになった。ラ・リーガ公式SNSはリーガにおけるシルバの最初と最後のゴールに注目。現役時代ラストの一撃となったのが日本代表MF久保建英のアシストからのもので反響を呼んでいる。
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シルバは今月19日に行われたソシエダの練習中に左膝を負傷。トレーニングから途中離脱し、MRI検査の結果、前十字靭帯の断裂が判明した。37歳で重度の怪我を負ったことから、米大手メディア「The Athletic」など複数の海外メディア上では選手キャリアに終止符を打つ可能性が報じられてきた。
そのなかでシルバ本人が7月27日にSNSを更新。「今日は悲しい日だ。人生すべてをかけて捧げたものへ別れを告げる日なのだから。自分にとって家族同然の同僚へもさよならを言う日が来た。君たちのことがとても恋しくなるよ。みんなのおかげで落ち着いた気持ちでいられている。ありがとう」と綴られ、現役引退を決意したことが報告された。
シルバはバレンシアのアカデミーで育ち、エイバルでプロデビュー。セルタを経てバレンシアへ復帰後、2008年にはカップ戦優勝を経験した。2010年夏にイングランド1部マンチェスター・シティへ移籍。シティでは436試合に出場して77ゴール140アシストを記録し、4度のプレミアリーグ優勝を含む14タイトル獲得に貢献した。
シティで10年プレーしたのち、スペインに戻って2020年夏に加入したソシエダでは93試合に出場して7ゴール18アシストをマーク。2022-23シーズンは日本代表MF久保建英との“ホットライン”で攻撃陣を牽引し、チームの10年ぶりとなるUEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得に貢献した。スペイン代表としても125試合に出場し35ゴール。2010年の南アフリカ・ワールドカップ(W杯)、08年、12年のEURO(欧州選手権)優勝メンバーとなった。
ラ・リーガ公式X(ツイッター)はシルバの現役時代最初のゴールと最後のゴールに注目。リーガ最初のゴールはセルタ時代のエスパニョール戦、そして最後のゴールは2022-23シーズン、今年5月13日第34節のジローナ戦となった。
1-0の前半24分、右サイドでボールを受けた久保は俊敏に左足に持ち替え、ファーサイドへクロスを供給。相手守備陣の頭上を越えたタイミングで急激に落ちる軌道を見せたボールは、走り込んだD・シルバの足元にぴたりと収まり、そのまま押し込んで追加点を奪った。
これにファンからは「シルバのラストゴールのアシストって久保になるんだ」「何か運命的なものを感じる」「シルタケコンビは最高でした」と反響が寄せられた。
D・シルバと久保で作り上げたゴールはこれからも人々の記憶に残るはずだ。