アンコールタイガーFC、今年もJ2徳島らとタッグ カンボジアで体育教育の授業など実施

カンボジアプレミアムリーグに所属する日系プロサッカークラブのアンコールタイガーFCが今年もJ2徳島らとタッグを組む【写真提供:アンコールタイガーFC】
カンボジアプレミアムリーグに所属する日系プロサッカークラブのアンコールタイガーFCが今年もJ2徳島らとタッグを組む【写真提供:アンコールタイガーFC】

徳島U-14はシェムリアップに遠征し、アンコールタイガーFC(U15)などと練習試合へ

 カンボジアプレミアムリーグに所属する日系プロサッカークラブのアンコールタイガーFC(代表:加藤明拓)が、今年も大塚製薬、ポカリスエットをカンボジアで展開するOtsuka Nutraceutical(タイ)、J2徳島ヴォルティスとタッグを組み、同国のサッカー発展に乗り出すことになった。昨年は、トライアウトの合格者を日本での“武者修行”に送り出すプロジェクト「POCARI SWEAT Japan Youth Dream Challenge」を実施したが、今年はカンボジアのシェムリアップに徳島U-14が遠征し、現地で練習試合などを行う。

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 徳島U-14は7月24日に日本を発ち、シェムリアップでアンコールタイガーFC(U-15)など地元クラブとの練習試合を3試合実施。28日に帰国する予定となっている。試合前には、大塚製薬が水分・電解質補給など健康維持・増進に関する授業を、徳島がボディコンディショニングプログラムの授業を開催。さらに、試合後には徳島アカデミーコーチによるフットボールクリニックも行われるという。

 アンコールタイガーFCの篠田悠輔GMは「今回のプロジェクトの背景として、年始に大塚製薬様、徳島ヴォルティス様とカンボジアシェムリアップにおける中高生世代の体育教育・スポーツ教育に関する現状調査を実施したことがあります。カンボジアは経済、サッカー共に大きく成長していますが、それとは逆にスポーツを実施するうえでの身体に関する理解や体育教育が不足していることを目の当たりにしました。今後、カンボジアサッカーをさらに成長させるにあたって、国際親善試合以外に現地の子供や指導者に水分・電解質補給などの健康維持・増進に関する授業、ボディコンディショニングプログラムのような身体に関する授業を実施することで、さらなる貢献に努めることが今回のプロジェクトの狙いです」と語った。

 また、カンボジアに遠征する徳島U-14の選手たちに対しては、3日間のミッション教育プログラムを開催。選手たちは、言語が異なるシェムリアップでポカリスエットに関するマーケティング調査を実施するという。篠田GMは「本プロジェクトを通して、カンボジアサッカーへの貢献、徳島アカデミーの成長への良いきっかけになることを期待したい」と話している。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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