家長昭博、まるで助っ人外国人級の力強いドリブル突破 横浜FM翻弄シーンに会場騒然

川崎でプレーする家長昭博【写真:徳原隆元】
川崎でプレーする家長昭博【写真:徳原隆元】

川崎MF家長が見せた突破、川崎ファンは大声援

「ビッグ神奈川ダービー」と銘打たれた7月15日のJ1リーグ第21節の横浜F・マリノス対川崎フロンターレの一戦はスコアが動かない膠着状態が続いたなか、川崎MF家長昭博が外国籍選手のように力強いフィジカルを駆使したドリブル突破を披露し、ビッグチャンスを演出して会場を沸かせた。

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 この試合、MF西村拓真が負傷の横浜FMは、トップ下にMFマルコス・ジュニオールが入り、FWアンデルソン・ロペス、FWエウベル、FWヤン・マテウスと、強烈な個の力を持つブラジル人カルテットが、川崎のゴールに何度も迫った。

 そうしたなかで迎えた後半12分、外国人助っ人選手に劣らない個の力を見せたのが、川崎の誇るレフティー家長だった。

 後半12分、DF高井幸大から右サイドでボールを受けた家長は、ボールを奪いに来たDF永戸勝也を軽くかわし、深い位置に侵入する。戻ってきた永戸と再び対峙すると、ボールをさらして再び永戸を食い付かせる。永戸を背負った家長は、力強いフィジカルを生かして相手とボールの間に身体を入れてキープ。そこから左足でボールを引きながら力強く反転して、右足でボールを進めて永戸を振り切った。

 右サイドからカットインした家長は、フリーの味方を見つけ出すとラストパス。これを受けたMF瀬古樹のシュートは枠を外れてゴールは決まらなかったものの、家長が見せた個の力に、バックスタンドを水色に染めた川崎ファンは大声援を上げていた。

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