鎌田大地のフランクフルト復帰説、独紙は否定的見解 「両者は接触していないはず」
ミランとの交渉が停滞
日本代表MF鎌田大地は、2022-23シーズン限りでドイツ1部フランクフルトとの契約が満了し、現在はフリーエージェントとなっている。一時はイタリア1部ACミランへの加入が確実視されていたが、契約交渉は停滞。フランクフルトとの再契約や欧州の別クラブへの移籍の可能性が報じられている。
ACミランやドイツ1部ボルシア・ドルトムント、ポルトガル1部ベンフィカが関心を示していたとされる鎌田。6月上旬にはミラン入りが有力視されていたが、クラブの強化担当者だったパオロ・マルディーニTD(テクニカルディレクター)らが退任し、すでに別の選手で外国人枠を埋める見込みであるという。その結果、7月に入ってからも鎌田の去就は発表されていない。
こうしたなかで、フランクフルトに戻る可能性があるのではないかと報じられたが、ドイツ紙「ビルト」は「両者は接触をしていないはずだ。クラブは鎌田の復帰を考えていないし、鎌田も再びフランクフルトと交渉することを望んでいない、鎌田はフランクフルトでの章を閉じ、新たなチャレンジを求めている」と、復帰に否定的だ。
英メディア「90Min」は、「フリー移籍を提示していたACミランが手を引いたことで、鎌田大地は突然、再び移籍市場に戻ってきた」と伝えるとともに、プレミアリーグ、セリエA、ブンデスリーガのクラブが関心を示していると報じている。
2017年からフランクフルトに在籍していた鎌田は2021-22シーズンのUEFAヨーロッパリーグ(EL)優勝に貢献し、22-23シーズンにはUEFAチャンピオンズリーグ(CL)にも出場した。昨シーズンは公式戦47試合で16得点を記録している。
「90Min」によると、イタリア1部インテルと昨シーズンのセリエA王者であるナポリが鎌田獲得に関心を持っているという。両クラブともミランよりも高い順位で昨シーズンを終えており、来季のCL出場権を獲得している。
また、ドルトムントも再び鎌田の動向に注視しているほか、イングランドではアンジェ・ポステコグルー監督が就任したトッテナム、新シーズンに21年ぶりとなるCLを戦うニューカッスルも、日本人MFを中盤に加えることを考え始めているようだ。
キャリアの絶頂期を迎えている鎌田だが、自身も希望するCL出場を叶えられるクラブへの移籍を実現できるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)