名門マンUが20歳パリ世代の日本人GK獲得へ接近

　イングランド1部マンチェスター・ユナイテッドがJ1浦和レッズに所属するGK鈴木彩艶を獲得する可能性が浮上。日本のメディア上で伝えられた一報は海外メディアでも注目を集め、英ラジオ局「talk SPORTS」は「（エリック・）テン・ハグが掘り出し物GK獲得に乗り出す」と伝えている。

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　2002年生まれの鈴木はガーナ人の父と日本人の母を持ち、米国生まれの浦和育ち。浦和の下部組織で研鑽を積み、16歳でプロ契約を結んだ。190センチ93キロの体格を生かした身体能力に定評があり、2024年パリ五輪世代きっての有望株として注目されてきた。

　そんな才能溢れる若手GKが、名門ユナイテッドから熱視線を注がれていることが日本の一部メディアによる報道で判明。英紙「ザ・サン」は日本での報道を引用したうえで「ユナイテッドは2017年からこの20歳を追っており、現在契約は完了し、発表間近だ」と伝えている。

　さらに「talk SPORTS」でも「マンUとの契約は『間近』、テン・ハグが掘り出し物GK獲得に乗り出す」と見出しが打たれ、500万ポンド（約9億1700万円）の正式オファーを出したことに言及。記事では「古橋亨梧（セルティック）の移籍金450万ポンド（約8億2400万円）を上回る、日本リーグから外国への記録金額となる」とも指摘されている。

　ユナイテッドでは今オフ、スペイン代表GKダビド・デ・ヘアが契約満了でフリーに。新たな守護神確保にも動きを見せているなか、イタリア1部インテルのGKアンドレ・オナナ獲得を画策しており、控えGK候補として鈴木にターゲットを絞った模様。パリ世代日本人GKの欧州ビッグクラブ入りは果たして実現するだろうか。