U-17日本代表、決勝・韓国戦1-0リードで後半へ 韓国が1人退場処分、圧巻FKで先制

名和田我空が韓国との決勝戦で先制ゴール【写真:Getty Images】
名和田我空が韓国との決勝戦で先制ゴール【写真:Getty Images】

準決勝イラン戦からスタメン5人変更の日本がリード

 アジアチャンピオンの座を目指すU-17日本代表が、7月2日のU-17アジアカップ決勝・韓国戦の日韓戦に臨み、前半終了間際に相手が退場者を出すなかで1-0の先制ゴールを奪ってハーフタイムに入った。

 日本は6月26日の準々決勝でU-17オーストラリア代表を下し、11月に開幕のU-17ワールドカップ(W杯)への出場権を手に入れた。このアジアカップでの大きな目標を1つ達成し、残すはアジア王者を目指す戦いになった。そして29日の準決勝イラン戦では3-0の快勝で決勝にコマを進めている。

 イラン戦からスタメン5人変更の日本は、中盤でのインターセプトから攻撃を仕掛けようとするも、その最初のパスやコントロールがズレて逆に相手の攻撃を誘発してしまう場面もあり、両者が互角のスタートになった。

 前半24分には右サイド深くを取ったMF佐藤龍之介のパスを受けたFW名和田我空が中を向いたターンをして中央へ。そのボールにFW道脇豊がヘディングで合わせたが相手GKにセーブされた。これが日本にとって最初のゴールチャンスになった。

 前半34分にも右サイドからのパスを受けた名和田がペナルティーエリア内からシュートを狙う場面もあり、全体的には右サイドから攻撃する場面が目立った。最終ラインではキャプテンで左サイドバックのDF小杉啓太を中心に引き締まったプレーを見せた。前半37分には味方に当たって最終ライン背後にこぼれたボールに抜け出される大ピンチを迎えた日本だが、GK後藤亘が1対1でファインセーブを見せた。

 そして前半44分には相手DFコ・ジョンヒョンが道脇へのファウルで2枚目の警告を受けて退場処分に。そのファウルで得たフリーキックで名和田は中央やや左サイドの20メートル強から右足で曲がり落ちる弾道のシュートを放つと、これが見事な先制ゴール。前半終了間際に1点リードを奪い、さらに後半に向け1人多い状態で戦う優位性を手に入れた。

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