W杯予選2連敗のアメリカ代表が監督解任を検討か 後任候補にマンチーニ浮上

窮地のクリンスマン監督、8大会連続のW杯出場に暗雲漂う

 ロシア・ワールドカップ(W杯)北中米カリブ海最終予選でまさかの2連敗スタートとなったアメリカ代表が、ユルゲン・クリンスマン監督解任の検討に入ったという。そして後任候補として、今夏までインテルを率いていたロベルト・マンチーニ氏が浮上していると、イタリア衛星放送局「スポーツ・メディアセット」が報じている。

 クリンスマン監督率いるアメリカは、首位を争うと見られたメキシコとのホームでの第1戦で、米大統領選の因縁もあり不穏な空気に包まれるなか1-2で敗戦。さらに第2戦の敵地コスタリカ戦に0-4と大敗し、まさかの開幕2連敗で2016年のゲームを終えた。

 6カ国、全10試合で争われる同地区の最終予選は3月まで間が空くだけに、アメリカ代表はこのタイミングでの監督交代の検討に入ったとしている。

 現役時代はドイツ代表のストライカーとして活躍したクリンスマン氏は、2003年に引退すると指導者の道に入り、翌年からドイツ代表を率いて地元開催の06年W杯に臨んだ。イタリアとの準決勝で延長戦の末に敗れたものの、3位で大会を終えて辞任した。その後、バイエルン・ミュンヘンの監督を経て11年からアメリカ代表を率い、14年ブラジルW杯ではチームをベスト16進出に導いた。

 

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