マンCが悲願のCL初優勝! 主軸デ・ブライネが負傷交代もインテルを1-0で撃破

ロドリのゴールでマンチェスター・シティがCL初制覇【写真:ロイター】
ロドリのゴールでマンチェスター・シティがCL初制覇【写真:ロイター】

マンCのグアルディオラ監督は12シーズンぶり3回目のCL優勝

 UEFAチャンピオンズリーグ(CL)は現地時間6月10日にトルコのイスタンブールで一発勝負の決勝を行い、マンチェスター・シティ(イングランド)とインテル(イタリア)の対戦は、シティがMFロドリの決勝ゴールで1-0と勝利して初優勝を飾った。

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 初優勝を狙うジョゼップ・グアルディオラ監督が率いるシティと、13シーズンぶりの優勝を狙うシモーネ・インザーギ監督が率いるインテルの対戦は、戦前の予想ほどシティが攻撃をする時間の長い展開にはならなかった。シティはビルドアップの安定感はあったものの、インテルは最終ライン中央のイタリア代表DFトリオを中心に組んだブロックから前に押し出していく守備でシティにプレッシャーをかけ、ゴール前への侵入を許す前にボールを奪い場面を多くした。

 決勝の緊張感も手伝ってか、両チームともアタッキングサードではプレー精度を欠く場面も目に付いた。その中でシティは前半27分、MFケビン・デ・ブライネのラストパスからFWアーリング・ブラウト・ハーランドが抜け出してペナルティーエリア内からシュートを放ったものの、GKアンドレ・オナナの正面に飛んだ。

 そうした中でシティは前半30分にデ・ブライネが右ハムストリング付近を気にする仕草を見せて座り込み、グアルディオラ監督はMFフィル・フォーデンに準備を命じた。その後はプレーに復帰していたが、5分後に交代を要求。2シーズン前にチェルシーと戦った試合に続き、CL決勝で無念の負傷交代になった。試合はこのまま0-0で前半を終了した。

 後半も前半と同じような展開の立ち上がりとなったなか、インテルは後半12分にFWエディン・ジェコからFWロメル・ルカクへとスイッチ。直後の後半13分にはシティのビルドアップにミスが出てインテルのFWラウタロ・マルティネスが完全に抜け出す場面が生まれたが、角度のない1対1をGKエデルソンがセーブした。

 そして先制点はシティが奪った。後半23分、右サイドを切り崩すとMFベルナルド・シウバがマイナスのパスを出すと相手に当たってコースが変わりさらに後方へ。そこに走り込んできたMFロドリがゴール右隅に蹴り込んでシティが1-0のリードを奪った。

 直後の後半25分、インテルはMFデンゼル・ダンフリースがヘディングでゴール前に入れたところ、MFフェデリコ・ディマルコがGKの頭上を越えるループシュートを狙った。これがクロスバーに当たり、跳ね返りをディマルコが再び頭で狙ったがこれはルカクにボールが当たってしまった。後半32分にはシティがフォーデンのテクニカルなターンとハーランドの相手を引き付ける動きで、ペナルティーエリア内に切り込んだフォーデンが完全に抜け出すもオナナが1対1をストップ。両GKもハイレベルなプレーを見せた。

 このままシティは1-0で勝利し、悲願のCL初制覇。グアルディオラ監督はバルセロナ時代から12シーズンぶり3回目の優勝を成し遂げた。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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