イブラヒモビッチは数々のタイトル獲得もCL優勝は成し遂げられなかった

　イタリア1部ACミランのスウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチが今季限りでの現役引退を発表した。英紙「デイリー・エクスプレス」はそのイブラヒモビッチを含む「チャンピオンズリーグ（CL）優勝を経験していない5人の素晴らしい選手たち」を特集している。

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　41歳でそのキャリアに幕を閉じるイブラヒモビッチは母国スウェーデンのマルメを含め、計7か国9クラブでプレー。オランダ、イタリア、スペイン、フランスの4リーグで計14回のリーグ優勝（ユベントスでの2回はカルチョ・スキャンダルによって後に取り消し）を経験するなど数多くのタイトルを獲得した。

　クラブキャリア通算827試合で496得点と輝かしい成績を残したイブラヒモビッチだが、CLのタイトルだけは1度も手にすることはできなかった。今季ミランはCLベスト4まで勝ち上がったが、準決勝でイブラヒモビッチにとっては古巣でもあるインテルに敗れ、ラストチャンスでビッグイヤー獲得も叶わなかった。

　イブラヒモビッチのほかには、史上最高のストライカーとの呼び声も高い元ブラジル代表FWロナウド氏やイタリア2部パルマで今も現役の元イタリア代表GKジャンルイジ・ブッフォン、セリエAでの活躍が印象深い元アルゼンチン代表FWガブリエル・バティストゥータ氏、そしてアーセナルで一時代を築いた元オランダ代表FWデニス・ベルカンプ氏の4人がCL優勝未経験のクラックとして紹介されている。

　いずれも個人レベルではサッカー界の歴史に名を刻む名手たちだが、CL優勝というステータスを手にすることができていない。その事実が、CLという大会のレベルの高さを物語っているといえるだろう。