「酷すぎる」 EL決勝レフェリーに怒り、暴徒ローマファンの罵声&家族脅迫シーンが物議「論外」
EL決勝で試合を裁いたテイラー主審、出国前の空港で思わぬ騒動に
UEFAヨーロッパリーグ(EL)決勝戦の判定を裁いた英国人アンソニー・テイラー主審が思わぬ騒動に巻き込まれ物議を醸している。帰路へ向かう空港で敗れたローマファンに囲まれながら罵声を浴び、家族にも被害が及びそうになるシーンがSNS上で拡散され、「酷すぎる」「これは論外」などと非難の声が噴出している。
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EL決勝は6月1日、ハンガリーの首都ブダペストにあるプシュカシュ・アレーナで行われスペイン1部セビージャとイタリア1部ローマが対戦。試合は1-1のタイスコアのまま90分間で決着がつかず、15分ハーフの延長戦を経て、勝負の行方はPK戦へ。このPK戦を4-1でセビージャが制し、大会史上最多となる7度目の優勝を飾った。
この一戦で敗れたローマのジョゼ・モウリーニョ監督は試合後、主審のジャッジを批判。テイラー主審はスタジアムの駐車場で同監督から「恥さらし」と罵倒される様子がイタリアメディアのSNS上で流されていたなか、今度はハンガリー出国を前にしたブダペスト国際空港で思わぬ騒動に巻き込まれた。
空港では怒りが収まらないローマファンが多数集結。群衆の中を歩いていくテイラー主審に対し罵声を浴びせ、決勝のジャッジへ不満をぶつける暴挙に出た。尋常ではないシチュエーションに戸惑いを隠せない様子のテイラー主審は警察の護衛を受けながら別室へ。引き連れていた家族にも危害が加えられそうな場面もあった。
この一連のシーンはSNS上で瞬く間に拡散され、世界中のファンからは「これは論外」「酷すぎる」「家族はダメ」「絶対にやってはいけないことだ」などの非難の声が続出。イングランド審判団体「PGMOL」はこのシーンを受けて「不当で忌まわしい罵声に愕然とした。我々はアンソニーとその家族を引き続き全面的にサポートする」声明を発表するなど、ローマファンの異常な行動が物議を醸している。