チェルシー、フェリックス買取り回避へ ポチェッティーノ新監督が進言と英報道

今季チェルシーでプレーしたFWジョアン・フェリックス【写真:ロイター】
今季チェルシーでプレーしたFWジョアン・フェリックス【写真:ロイター】

冬の移籍市場でレンタル加入、本人は完全移籍へ前向きも…

 イングランド1部チェルシーは、2023-24シーズンに向けてマウリシオ・ポチェッティーノ氏を新監督に据えることを発表した。リーグ戦12位という不本意な成績で終えたチームを率いることになったアルゼンチン人監督は、早くも最初の決断を下したようだ。英紙「メトロ」が報じている。

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 冬の移籍市場でチェルシーは、スペイン1部アトレティコ・マドリードからポルトガル代表FWジョアン・フェリックスをレンタル移籍で獲得した。レンタル移籍でありながらも、シーズンの半分で1000万ポンド(約17億円)を投じている。

 リーグ戦16試合で4得点という数字にとどまったが、フェリックスのパフォーマンスは決して悪くなかった。そのため完全移籍を望む声もあるが、ポチェッティーノ監督は完全移籍で買い取るべきではないと進言したようだ。

 アトレティコのエンリケ・セレーゾ会長は、「昨日、私たちはチェルシーの新監督が、ジョアン・フェリックスを求めていないという情報を得た。彼はここに戻ってくる。どうなるかは見てみよう。計画は何もないからね」と、クラブに復帰することになると語った。

 フェリックス自身は、「この4、5か月は素晴らしかった。ここはトップクラブだ。クラブの誰もが僕に良くしてくれた。チームメイトたちも最高だった。ここが大好きだ」と語り、完全移籍に前向きだったとされている。しかしその思いは叶わず、ポチェッティーノ監督の決断によって、関係が壊れたとされるディエゴ・シメオネ監督の率いるチームに戻るようだ。

 今夏の移籍市場では、10人以上の選手を放出することになるとされるチェルシーだが、この先、ポチェッティーノ監督はどのような選手をチームに残すことになるのだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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