プレミア3連覇&三冠を狙うマンC、英紙シーズン採点で満点3人 評価が伸びなかったのは?

プレミア3連覇を達成したマンチェスター・シティ【写真:Getty Images】
プレミア3連覇を達成したマンチェスター・シティ【写真:Getty Images】

ストーンズは“ディフェンダー・プレーメーカー”として新境地

 イングランド1部マンチェスター・シティが、2008-09シーズンのマンチェスター・ユナイテッド以来となるプレミアリーグ3連覇を達成した。英紙「ガーディアン」は圧倒的なクオリティーを示した選手たちの中で、3人の選手にシーズン「10点」満点の評価を与えている。

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 プレミアリーグでは長らくアーセナルが首位を走っていたが、アーセナルが徐々に失速したのに対し、2月から怒涛の11連勝でタイトルを獲得した。UEFAチャンピオンズリーグ(CL)とFAカップでもそれぞれ決勝に進出しており、三冠達成も視野に入っている。

 英紙「ガーディアン」は各選手のシーズン採点を公開。10点満点で、イングランド代表DFジョン・ストーンズ、ベルギー代表MFケビン・デ・ブライネ、そしてノルウェー代表FWアーリング・ブラウト・ハーランドに最高の10点を付けた。

 ストーンズはグアルディオラ監督による流動的なシステムの中で、右サイドバックや中盤に上がってのプレーなど幅広い役割をこなす万能戦士として評価を高めた。”ディフェンダー・プレーメーカー”としての新境地を開いた28歳は、間違いなく3連覇の立役者の1人と言えるだろう。

 チームの絶対的な司令塔であるデ・ブライネは、今季も安定した活躍を披露。30試合で7得点16アシストを記録しており、4月26日に行われたアーセナルとの天王山では自ら2得点を決めるなど抜群の勝負強さを示した。

ハーランドは初挑戦のプレミアで33試合36得点とゴールラッシュ

 そして、ボルシア・ドルトムントから加入したハーランドはプレミア初挑戦ながら33試合36得点とゴールラッシュを展開し、リーグのシーズン最多得点記録を塗り替えた。まさに「フェノメノン(怪物)」級の活躍で、文句なしの満点評価を獲得した。

 中盤の要であるスペイン代表MFロドリが「9.5点」評価で上位3人に続く。そして、ブラジル代表GKエデルソンを筆頭に、U-21イングランド代表DFイングランド人DFリコ・ルイス、ポルトガル代表DFルベン・ディアス、オランダ代表DFナタン・アケ、スイス代表DFマヌエル・アカンジ、元ドイツ代表MFイルカイ・ギュンドアン、アルゼンチン代表FWフリアン・アルバレス、イングランド代表MFジャック・グリーリッシュの8選手が「9点」を獲得している。

 一方で評価が伸びなかった選手は、シーズン途中にドイツ1部バイエルン・ミュンヘンに期限付き移籍したポルトガル代表DFジョアン・カンセロ(6点)や負傷もあってフィットしきれなかったイングランド代表MFカルバン・フィリップス(5点)など一握りだった。直近6シーズンで5度目の優勝を飾った王者らしい選手層の厚さを感じさせる評価といえるだろう。

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