鹿島FW鈴木優磨、J30周年マッチで先制弾! 直前ゴール無効→“文句なし”で主審睨みつけ

鹿島の鈴木優磨【写真:徳原隆元】
鹿島の鈴木優磨【写真:徳原隆元】

名古屋戦の前半29分、CKから正真正銘の先制ヘッド弾

 鹿島アントラーズのFW鈴木優磨が、意地のゴールを決めた。Jリーグ30周年メモリアルマッチとなったJ1第13節の鹿島アントラーズと名古屋グランパスの一戦。前半29分に鹿島は鈴木のゴールで先制した。

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 この試合まで4連勝中の鹿島は、前半12分にも右CK(コーナーキック)から鈴木が名古屋のゴールネットを揺らした。しかし、CKが蹴られる直前に鈴木が相手選手と接触してファウルがあっとして、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)レビュー判定の結果、得点は認められなかった。

 ゴール取り消しで嫌な雰囲気になりかけたが、それを払しょくしたのも鈴木だった。前半29分、再びCKを得た鹿島は、MF樋口雄太のCKから鈴木がヘディングシュートを決めた。取り消しになった際は、ゴール前の混戦でヘディングシュートを決めていたが、今回はややゴールから離れた位置で誰とも接触ができない、完全にフリーな状態でヘディングをゴールに決めた。

 ゴールを決めた鈴木は、仁王立ちで「今度は文句ないだろう」と言わんばかりに近くにいた木村博之主審を睨みつけるように見ていた。そんな鈴木のもとにはチームメイトが駆け寄り、歓喜の輪ができていく。その輪が止めた後、鈴木は右手を握りしめてガッツポーズを見せると、スタンドでは30年前の開幕戦で、前半25分に先制点を挙げて最終的にハットトリックを達成したジーコ氏も、鈴木の動きにシンクロする右手のガッツポーズで応えていた。

 そんな時に、再びVARでオフサイドの有無がチェックされることが電光掲示板に表示され、スタンドはザワついたが、今回は得点が認められて試合は名古屋のキックオフで再開した。

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