ハリル監督、J2でプレーの山口に再び苦言 「このリズムでずっといると不安になる」

10月6日の最終予選イラク戦、後半アディショナルタイムの劇的弾で結果を残すも…

 日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督が、セレッソ大阪所属のMF山口蛍について、改めてJ2でのプレーを推奨しないという趣旨の発言をした。4日に行われた日本代表メンバー発表会見での一幕だった。

 山口は前回の10月シリーズで、6日のロシア・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選イラク戦で後半アディショナルタイムに劇的な決勝ゴールを叩き込んだ。続くオーストラリア戦は引き分けたものの、日本代表が首尾よくロシアW杯への出場権を手にしたならば、命運を分けたゴールとして語り継がれても不思議はない。

 今夏の移籍市場で山口はドイツのハノーファーから古巣C大阪へ復帰。欧州トップレベルのブンデスリーガから日本の2部リーグにプレーの場所を移し、ハリル監督は「ドイツのようなリーグで戦えば、A代表で興味深い選手になるはずだった。私は戻って来ることに高い評価はしていない。代表監督としてコメントするが、良い選手をすぐには手放せない」と、その移籍を歓迎しない考えを明らかにしていた。

 その言葉とは裏腹に10月に結果を出した山口だったが、この日の会見でもハリル監督はJ2でのプレーに苦言を呈した。

「(山口)蛍もJ2プレーしています。ただ、このリズムでずっとプレーしていると不安になる。ボールを奪うところはスピードがあり、爆発的な能力がある」

 

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