鎌田大地のパフォーマンス低下を現地酷評 「かつての姿ではない」「うんざりする」

フランクフルトの日本代表MF鎌田大地【写真:ロイター】
フランクフルトの日本代表MF鎌田大地【写真:ロイター】

ボルシアMG戦では後半31分に途中交代で退く

 ドイツ1部フランクフルトの日本代表MF鎌田大地は、今シーズン限りでのクラブ退団が決まっている。そんななか迎えた現地時間4月15日のブンデスリーガ第28節ボルシアMG戦(1-1)では先発出場したが、ゴールに絡めず途中交代となった。現地メディアからも厳しい声が上がっている。

 今シーズンの鎌田は、ここまで公式戦39試合13ゴール5アシストを記録。昨年のカタール・ワールドカップ(W杯)以降、ゴールを挙げることができていない。現地時間4月12日には今季限りでクラブを去ることが決定した。

 15日に行われたボルシアMG戦で、元日本代表MF長谷部誠とともに先発出場したが得点に関与できず。後半31分に交代となりピッチを退いている。

 ドイツ地元紙「Frankfurter Rundschau」はこの試合の鎌田について「前半で存在感を消した。序盤はほとんどセーフティーパスしか出ず、前に出るよりもうしろに下がることが多かった。後半は改善されたが、これはフランクフルトで多くの喜びと楽しみを与えてくれたかつてのダイチの姿ではない。インスピレーションに欠けており、うんざりするようなパフォーマンスだった」と酷評した。

 また、ドイツメディア「ZEIT ONLINE」では「オリバー・グラスナー監督がフランクフルトのコロ・ムアニへの依存を嘆く」と見出しを取り最近のチームの傾向を分析。「イェスパー・リンドストロム(負傷)と鎌田大地(数週間前から調子が悪い)、秋にはよく活躍していた2人のゴールスコアラーが今はいない」と現状調子を落としている鎌田にも言及している。

 ここにきて評価を落としてしまっている鎌田。ボルシア・ドルトムントからの獲得オファーを断ったという報道もあったなか、残りのシーズンで元のパフォーマンスを取り戻すことができるだろうか。

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