「香川はもはやただの観察者」 独メディアがドルトムント攻撃陣での貢献度の低さを酷評

ライバル台頭でインサイドハーフの序列は4番手以下に…

 ドルトムントの日本代表MF香川真司がレギュラーの座を失い、もがき苦しんでいる。ドイツメディア「リーガ・インサイダー」は「香川はもはやただの観察者」との特集を組み、チームへの貢献度の低さを酷評している。

 今季の香川はライバルの好調に押し出される形で出場機会を減らしている。ドイツ代表への復帰が噂されるほどの活躍を続けるMFゴンサロ・カストロ、左サイドバックが本職ながら中盤起用に応えたDFラファエル・ゲレイロ、そしてバイエルン・ミュンヘンから3年ぶりに復帰したMFマリオ・ゲッツェが優先的に起用されているのが現状で、4-1-4-1システムのインサイドハーフとしての序列は4番手以下に下がった。

 直近の公式戦4試合のうち3試合で先発出場を果たしているが、これはカストロやゲレイロの負傷欠場によって手にしたチャンスであり、インパクトあるプレーを見せられなかった。今季は8月22日の4部アイントラハト・トリアーと対戦したDFBポカール1回戦で2得点を決めた以外に、ゴールもアシストもゼロという厳しい状況になっている。

 特集記事では、リーグ戦4試合未勝利(3分1敗)が続くチームと同様、停滞する香川のパフォーマンスについて厳しく言及されている。「この27歳はほとんど得点のチャンスを生み出せていない。独力で打開できないだけでなく、攻撃の起点や得点チャンスのリーダーにもなれていない。時には試合に参加しているというより、観客として出場している」とプレーへの影響度の低さから、ピッチ上で試合を傍観している観客のようだと酷評された。

 

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