「3人のうち1人を獲得できれば…」 リバプール、フィルミーノ退団の攻撃陣に鎌田らを推奨
“本命”ベリンガムのほかにテュラム、鎌田、ブレアトンの名前を列挙
イングランド1部リバプールは、ブラジル代表FWロベルト・フィルミーノの今季限りでの退団を発表している。攻撃陣の選手の入れ替えが必要とされるなかで、今夏の移籍市場では、ドイツ1部ボルシア・ドルトムントに所属するイングランド代表MFジュード・ベリンガムを最大のターゲットにしているようだ。だが、補強が1人では十分ではなく、リバプール専門メディア「Liverpool.com」は、ほかの候補者の1人として日本代表MF鎌田大地(フランクフルト)の名前を挙げている。
ベリンガムを獲得するには、大きな移籍金が必要とされる。また、来シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権を獲得できるかどうか、さらに他クラブと競合する可能性もある。さらに獲得できたとしても、ベリンガム1人ではリバプールの問題を解決できない。
ただし、ベリンガム獲得に大金が必要になると見られており、リバプールには多くの資金があるわけではない。これまでフリー移籍で多くの選手を獲得してきたわけではないが、それでも2016年のカメルーン代表DFジョエル・マティプ、イングランド代表MFジェームズ・ミルナー、さらに元コートジボワール代表DFコロ・トゥーレ、元スコットランド代表MFガリー・マカリスターと、フリーで加入した選手たちはいずれも成功を収めている。
今夏の移籍市場でリバプールにベリンガムが加入する場合、何人かのフリー選手を獲得する必要もある。現在、名前が挙がっているのが、スペイン1部FCバルセロナのスペイン代表MFガビだ。クラブの財政問題もあり、スペインサッカー協会からプロの選手登録が認められなかったガビは、ユース契約のままであり、移籍金ゼロでクラブを離れることができる条項がある。また、守備の選手としてはドイツ1部フランクフルトのフランス人DFエバン・エンディカの名前が挙がっている。
そして、フィルミーノが抜ける攻撃陣として、名前が挙がったのがフランス代表FWマルクス・テュラム、鎌田大地、そして、ブラックバーンのチリ代表FWベン・ブレアトンとなっている。記事では、「この選手たちは全員が比較的に若く、幅が広い。そして攻撃でいくつかの役割を果たすことができる。3人のうち1人を獲得できれば、ユルゲン・クロップ監督のチームを強化することができる」と伝えている。
移籍金ゼロということで、多くのクラブから関心が示されていると報じられる鎌田だが、シーズン終了後にどのような決断を下すことになるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)