元主審の発言は「完全に矛盾」 ドルトムントMFハンド判定への解説にファン困惑「30秒後に意見を…」
ドルトムントMFヴォルフのハンドシーンに元主審ウォルトン氏が発言
ドイツ1部ボルシア・ドルトムントは現地時間3月7日にUEFAチャンピオンズリーグ(CL)のラウンド16で、イングランド1部チェルシーとの第2戦に挑み0-2で敗戦。トータルスコア1-2でCL敗退が決定した。2失点目のペナルティーキック(PK)につながったMFマリウス・ヴォルフのハンド判定に対する元主審の発言が海外で物議を醸している。
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前半のうちに1点を失ったドルトムントは、後半8分にさらに苦しい状況に立たされてしまう。チェルシーDFベン・チルウェルのクロスがヴォルフに当たる。ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)介入の末、ハンドの反則を取られチェルシーにPKが与えられた。
PKキッカーを務めたMFカイ・ハフェルツのキックは右ポストに嫌われたが、蹴った瞬間に選手がボックス内に入っていたことから、やり直しに。2回目のキックできっちりゴールに沈め、チェルシーが2点目をゲット。ドルトムントは追い付くことができず2-0の敗戦を喫した。
英メディア「スポーツ・バイブル」はプレミアリーグの元審判員であるピーター・ウォルトン氏のコメントを紹介。ウォルトン氏は英衛星放送「BTスポーツ」の番組で判定について当初「PKではない。正しい判定だと思う。ボールが腕に当たったのは確かで、チェックされることになる。しかし、明らかな理由で、意図的なハンドボールではないと思うので、PKにはならないと思う」と述べた。
しかしその後、再び求められたコメントでは「レフェリーが見ているのは、選手が腕を引き出せるかどうかだと思う。彼の腕はボールから離れており、それがこの角度で見ることができる」とハンドの判定に賛同する意見を発している。
記事ではこの発言に対するファンの困惑も伝えており「ウォルトンほどハンドではないと言いながら30秒後に意見を変える人はいない」「完全に矛盾している」「ウォルトンは審判が下すどんな決定にも同意して給料をもらっている」と厳しい声を上げている。
思わぬ形で反響を呼んでいるPK判定。蹴り直しの判断にもファンから疑問が飛んでいたが、元プレミア主審が自身の発言で飛び火を浴びているようだ。