「アーセナルを欺いた」 開始9秒の衝撃ゴールに会場騒然、英紙激賞「天才的なキックオフ戦術」

ボーンマスに大逆転勝利を収めたアーセナル【写真:ロイター】
ボーンマスに大逆転勝利を収めたアーセナル【写真:ロイター】

アーセナル戦の開始直後にゴールを陥れたボーンマス、電光石火の見事な戦略

 イングランド1部ボーンマスは現地時間3月4日に行われたプレミアリーグ第26節でアーセナルと対戦。2-3の逆転負けを喫したものの、開始9秒に衝撃のゴールを叩き込み、英紙「デイリー・スター」は「アーセナルを欺いた」「ボーンマスの天才的なキックオフ戦術」と激賞している。

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 敵地エミレーツに乗り込んだボーンマスのボールで試合がスタートしたなか、7選手がハーフウェーラインに並び、キックオフの笛が鳴った直後に右サイドへ展開。ボーンマスの選手たちが一斉に相手ゴール前へ駆け上がり、サイドからのクロスにボーンマスの3選手がエリア内に飛び込むと、最後はMFフィリップ・ビリングが押し込んだ。

 まさに電光石火と呼ぶに相応しい。開始わずか9秒の失点にアーセナルの選手たちだけでなく、ホームのファン・サポーターも唖然。記事では「アーセナルを欺き、キックオフからのゴールしたボーンマスの天才的な策略」と見出しを立てて報じている。「試合開始10秒足らずでリーグ首位チームに衝撃を与え、ホームファンを沈黙させ、中立の立場の人々を畏怖させた」と伝えた。

 会場が騒然となったゴールについて、「ファンたちは、左サイドに4選手を並べ、まるでキックオフから左サイドを攻撃しているかのようだったと指摘した」と言及。「センターラインから何人もスプリントしたのを見たか?」というファンのコメントも紹介しつつ、アーセナルをパニックに陥れた戦略を「アーセナルを欺いたボーンマスの天才的なキックオフ戦術」と英紙は絶賛している。

 その後、後半12分にもボーンマスが加点して一時2-0とリードするも、MFトーマス・パーティ、DF冨安健洋に代わって後半から出場したDFベン・ホワイトに連続被弾。さらに後半アディショナルタイム、途中出場のMFリース・ネルソンに強烈なシュートを叩き込まれ、アーセナルに逆転負けを喫した。

 苦杯をなめたボーンマスだが、「エミレーツに衝撃を与え、ファンはその戦術を感嘆せずにはいられなかった」と開始9秒弾に反響が広がっている。

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