「レアルサポが作成」 バルサの“疑惑”へ抗議、クラシコ前に散布された“偽紙幣”話題「どこで手に?」

レアルサポーターの偽紙幣が話題に(写真はイメージです)【写真:ロイター】
レアルサポーターの偽紙幣が話題に(写真はイメージです)【写真:ロイター】

レアルサポーター数百人が試合前、バルセロナの審判贈収賄疑惑を巡り抗議活動

 スペイン1部レアル・マドリードは現地時間3月2日、スペイン国王杯(コパ・デル・レイ)の準決勝第1戦をホームで戦い、FCバルセロナに0-1で敗れた。この試合の前には、バルセロナの審判贈収賄疑惑を巡ってレアルサポーターがスタジアム前で抗議活動を実施。その際にばらまかれた“ある物”が話題を呼んだ。スペイン紙「マルカ」が報じている。

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 スペイン国王杯決勝に駒を進めるべく、バルセロナとの今季3度目の“クラシコ”に臨んだレアル。試合は前半26分にブラジル代表DFエデル・ミリトンのオウンゴールで失点すると、バルセロナの固い守備を終始崩すことができず本拠地での第1戦を落とした。

 タイトル獲得への山場とも言えるこの一戦では、試合以外にも話題を呼んだことがあった。「マルカ」紙によると、本拠地「サンティアゴ・ベルナベウ」に駆けつけたレアルサポーター数百人が試合前、数時間に渡りバルセロナの審判贈収賄疑惑に対する抗議活動を展開。その際に「(スペインサッカー)連盟の腐敗」と書かれたバナーを掲げていただけでなく、紙の束をばらまいていたのだ。

 記事はこれを「レアルサポーターが作成した偽の500ユーロ紙幣」と紹介。偽紙幣は紫の色合いもさることながら、欧州旗やホログラムがバルセロナのエンブレムに差し替えられるなど精巧な作りに。また中心には同クラブのジョアン・ラポルタ会長がデザインされ、強烈な皮肉を利かせている。レアルサポーターは抗議活動中にこの偽紙幣をばらまきながら、「ラポルタの約束手形」と声高に叫んでいたそうだ。

 マルカ紙の公式インスタグラムは試合当日、この偽紙幣の写真を公開。コメント欄には「(レアル・)マドリードはこの件を論じるにふさわしくない」「どこで手に入る?」「単純に現実」「ペレス会長のための紙幣も」など、さまざまな反応が寄せられていた。

 世界中が注目したスペイン国王杯のクラシコ。ただ、試合前にはサポーター同士によるバトルも繰り広げられていたようだ。

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