プレミア屈指の“FK名手”がベッカム氏の記録に肉薄 チェルシー撃破の一撃が話題「うっま」「一振りだけで…」

チェルシー戦で直接フリーキックを決めたMFウォード・プラウズ【写真:ロイター】
チェルシー戦で直接フリーキックを決めたMFウォード・プラウズ【写真:ロイター】

MFウォード=プラウズは直接FKでプレミア通算17ゴール

 イングランド1部サウサンプトンのフリーキック(FK)の名手が、偉大な先人の記録まであと一歩と迫っているようだ。プレミアリーグ第24節チェルシー戦で劇的決勝ゴールを挙げたMFジェームズ・ウォード=プラウズに脚光が集まっている。

 チェルシーとの大一番に挑んだ試合で、サウサンプトンは今冬に大型補強した相手に得点を許さずに0-0で試合が進むと前半アディショナルタイム1分。ペナルティーエリア手前のやや中央左で獲得したFKを、名手ウォード=プラウズが直接沈めてサウサンプトンが先制点を手にしている。

 チェルシーGKケパ・アリサバラガを破ったニアへの一撃にはSNS上のファンからも「うっま」「さすがの一言」「もっと評価されても良い」「FK上手すぎ男」「一振りだけでFKの名手だと分かる」と称賛の声が集まっていた。

 この1点が決勝ゴールとなり、サウサンプトンはリーグ戦4試合ぶりの勝利を飾った。今季ここまで最下位と厳しい状況に置かれているチームに光をもたらす一撃を放ったウォード=プラウズは、このゴールで元イングランド代表MFデビッド・ベッカム氏のFK記録にあと1点と迫っているようだ。

 プレミアリーグ公式によると、チェルシー戦のFK弾で「セインツ(サウサンプトン)での11シーズン、プレミアリーグ328試合の出場でセットプレーから17回目の得点」をマークしたと紹介。一方、マンチェスター・ユナイテッドのレジェンドであるベッカム氏は「オールド・トラッフォードでの11シーズンの間に、2000-01年の5ゲームを含め合計265試合で18回、直接フリーキックからゴールを決めている」という。

 また、ウォード=プラウズが決めた17本の直接FKのうち、「セント・メリーズ・スタジアム(ホーム)で決めたフリーキックのゴールは4つだけで、直近の8つはすべてアウェーでのものだ」と敵地で決定力を示している。

 ベッカム氏も11本が「アウェーの試合でのもの」と2人の類似点も紹介した。現在28歳のウォード=プラウズ。プレミアリーグのレジェンドを超える記録を今季打ち立てることが肉薄となってきている。

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