ドルトムントが敵地でスポルティングを撃破しCL2勝目 香川は公式戦9試合ぶりの先発フル出場

ゲッツェと約5年ぶりの“黄金コンビ”復活も得点に絡めず バイグルのプロ初ゴールが決勝弾

 ドルトムントは18日にUEFAチャンピオンズリーグ(CL)グループステージ第3節で、ポルトガルのスポルティング・リスボンと敵地で対戦した。前半にエースのFWオーバメヤンのCL3試合連続弾やMFバイグルのプロ入り初ゴールなどでリードを奪ったドルトムントが2-1で勝利を収めた。日本代表MF香川真司は、クラブでは8月27日のリーグ開幕戦のマインツ戦(2-1)以来、公式戦9試合ぶりに先発フル出場を果たすも得点には絡めなかった。

 負傷者続出のなか、香川は右のインサイドハーフとして出場。隣には盟友MFゲッツェが並んだ。2人が揃って先発したのはユルゲン・クロップ前監督時代の2011年12月3日以来、およそ5年ぶりとなった。

 先制したのはアウェーのドルトムント。前半9分、右サイドでMFゲッツェのパスを受けたFWオーバメヤンがワントラップ目を自身の前方に空いたスペースへ大きくコントロールして相手DFをスピードで置き去りにすると、最後は飛び出したGKをあざ笑うかのような浮き球のシュートでネットを揺らした。

 ドルトムントペースで試合が進み、オーバメヤンがヘディングと右足のシュートで2度の決定機を逃すなか、待望の追加点はエースではなく意外な選手がもたらした。

 同43分、ギンター、バイグルとつなぎ、香川へ浮き球の縦パスが送られるも、このパスはカットされる。即座に香川がプレスをかけると、出し手だったバイグルがボールを奪い、軽やかなステップでDFをかわしてゴール前に運ぶと、そこから強烈な一撃をゴール左隅へ叩き込んだ。21歳のMFはこの強烈ミドル弾が、プロキャリア初ゴールとなった。

 

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