“レッド・マンデー”で浮き彫りとなったリバプールのエース不要論 「彼はストライカーなのか?」

明確な差が出たGK問題

 加えてモウリーニョ監督は「ダビドの素晴らしいセーブで2度救われた」と名指しで守護神を称賛。リバプールの猛攻を、的確かつ並外れた反応スピードによって凌ぎ続けたデ・ヘアに対しては、敵将のクロップ監督も「デ・ヘアが素晴らしすぎた」と賛辞を惜しまなかった。

 対するリバプールのGKロリス・カリウスは、後半4分にミスパスを相手に奪われ大ピンチを迎えるなど、安定性に欠けた。解説者のギャリー・ネビル氏は、英衛星放送「スカイ・スポーツ」で「彼の不安定さは、チームメートの信頼を築かない。もし私が彼の前でプレーしていたら、不安でいっぱいだろう」と痛烈にコメント。昨季まで正守護神を務めたGKシモン・ミニョレに代わる第1GKとして今夏カリウスを獲得したが、長年に渡り課題となっているGK問題は解決の段階に至っていない。

 今夏の新戦力もフィットし順調な滑り出しを見せているリバプールだが、目の前に横たわる課題も少なくなさそうだ。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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