ブライトン新加入の19歳MFに懸かる期待と現時点の評価 スウェーデン新星が「宝石になり得る」理由とは?

今冬の移籍市場でブライトンに加入したMFヤシン・アヤリ【写真:Getty Images】
今冬の移籍市場でブライトンに加入したMFヤシン・アヤリ【写真:Getty Images】

今冬の移籍市場でスウェーデン期待の19歳を獲得

 日本代表MF三笘薫が所属するイングランド1部ブライトンは、今冬の移籍市場でスウェーデン1部AIKソルナから同国代表MFヤシン・アヤリを完全移籍で獲得した。19歳のスウェーデン代表MFの獲得を受け、ブライトンの地元メディア「Sussex Live」では、「ブライトンの次の移籍の宝石になり得る」と紹介した。

 アヤリは2020年にAIKソルナでプロデビューを果たすと、翌年のカップ戦でプロ初ゴールをマーク。AIKソルナでは公式戦47試合に出場し5ゴール2ゴールをマーク。年代別のスウェーデン代表にも選出されていたなか、23年1月19日に行われた親善試合のフィンランド戦(2-0)で代表デビューも飾っている。

 ブライトンの地元メディア「Sussex Live」では、「彼は、プレミアリーグへの道を一歩ずつ登ってきた」と、アヤリがここまで歩んできたキャリアを紹介。「彼はまだ完成形にはほど遠い」と、アヤリの伸びしろについて言及すると、アヤリもまた、「これはほんの始まりに過ぎない」と現状を見据えているようだ。

 同紙では10歳の頃にアヤリが自身の将来の計画を書いたとされる“1枚の宿題”に注目。そこには「プロのサッカー選手になる」と書かれており、記事内では「その火と情熱は、いまだ鎮まることがない」と、アヤリが少年時代から持つ野心について触れた。

 そして、アヤリについては「彼が成功するのかどうかを判断するのはまだ早い」と、現状での評価は時期早々としつつ、AIKソルナのテクニカル・ディレクターを務めるピーター・ウェンバーグ氏のコメントを紹介。ウェンバーグ氏は「願わくば、彼が決して立ち止まることなく、常に前を見ていてほしい」と、アヤリの成功を祈っていた。

 ブライトンは現在プレミアリーグ6位につけ、UEFAヨーロッパリーグ(EL)圏内でフィニッシュする可能性が現実味を帯びてきた。今冬の移籍市場で加わった19歳のスウェーデン代表MFは三笘らとともにチーム躍進の一員に加わることができるだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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