カゼミーロ不在が与える影響 ユナイテッド“失点数”の変化に海外注目

出場停止処分中のカゼミーロ【写真:ロイター】
出場停止処分中のカゼミーロ【写真:ロイター】

カゼミーロが先発すれば平均失点は0.7点まで減少

 イングランド1部マンチェスター・ユナイテッドは、現地時間2月8日に延期となっていたプレミアリーグ第9節でリーズ・ユナイテッドと対戦し、2-2と引き分けた。4日の試合で1発退場を受け、出場停止だったブラジル代表MFカゼミーロ不在の影響を米データ会社「オプタ」が報じている。

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 ユナイテッドは4日に行われたプレミアリーグ第22節でクリスタル・パレス戦(2-1)の試合途中、FWアントニーへの危険タックルから両チームの乱闘が発生。この争いのなかで、カゼミーロが相手選手の首を掴んだとして、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の介入の末、レッドカードが提示された。

 この退場により、8日のリーズ戦ではカゼミーロは出場停止に。中盤の一角には新加入のMFマルセル・ザビッツァーがスタメン入り。試合は開始早々に相手に先制点を奪われる苦しい展開に。後半3分にもオウンゴールで、0-2と厳しい点差を背負う。

 それでも後半17分にイングランド代表FWマーカス・ラッシュフォードがヘディングで1点を返すと、しばらく公式戦を離れていた同国代表MFジェイドン・サンチョが途中出場から25分に右足で決めて復活のゴール。意地を見せたユナイテッドは2-2のドローで試合を終えている。

 そんなユナイテッドについて、「オプタ」公式ツイッターがカゼミーロに関するデータを紹介した。

「今季プレミアリーグでカゼミーロが先発した場合、ユナイテッドは1試合あたり平均2.3ポイント、失点は0.7点であるのに対し、先発しなかった場合は1.4ポイント、失点は2.1点となる」

 データから、中盤の要としてプレーするカゼミーロがいることで、失点数が大幅に減少することが分かる。今後2試合をカゼミーロ不在で戦うユナイテッドには厳しい指摘だが、サンチョの復活や新戦力の出場機会など、プラスの面もあるはずだ。3位に位置する名門がこの先どう戦っていくか。エリック・テン・ハフ監督の手腕も問われることになりそうだ。

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