プレミア通算200点達成のケイン、元英代表DFがトッテナム退団のススメ 「タイトルなしでキャリアを終えて幸せなのか」

トッテナムFWハリー・ケイン【写真:ロイター】
トッテナムFWハリー・ケイン【写真:ロイター】

元英代表DFファーディナンド氏が優勝のためにはトッテナムからの移籍が必要と見解

 イングランド1部プレミアリーグで3度の得点王を獲得しているトッテナムのイングランド代表FWハリー・ケインは、現地時間2月5日に行われたプレミアリーグ第22節マンチェスター・シティ戦(1-0)でゴールを決め、クラブ歴代最多得点記録(267得点)を更新した。

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 ケインは同時にプレミアリーグ通算200得点の大台にも到達。リーグ最高のストライカーとしての名声を確かなものとしている。しかし、依然としてリーグタイトルとは縁のないキャリアを過ごしているのも事実。元イングランド代表DFリオ・ファーディナンド氏は自身のポッドキャスト番組「Vibe with Five」でケインの実力を称賛しつつも、タイトル獲得のためにはトッテナムからの移籍が必要だと主張している。

「タイトルを獲りたいのであれば、彼はスパーズを去り、勝つ力を持ったチームへ行く必要がある。私にはスパーズが近い将来にそうなるとは思えない。彼がこのリーグのベストストライカーの1人で収まってもいいのであれば問題はない。彼はすでにありとあらゆるゴールの決め方を知っているからだ」

 ファーディナンド氏はトッテナムがプレミアリーグで優勝するポテンシャルに疑問符を付け、名実ともに最高のストライカーとして認められるための道を示している。

「これは以前から話していることだが、私はハリーに聞いてみたい。プレミアリーグ史上最高のゴールスコアラーになれたとしても、タイトルなしでキャリアを終えて幸せなのか、と。もし彼がイエスだと言うならそれまでだ。議論は終わりだ。我々が何を言おうと関係ない」

 本人の意志を尊重しつつも、やはり同じイングランド人としてケインのさらなる成功をファーディナンド氏は願っているようだ。

 これまでに何度もビッグクラブへの移籍が噂されてきたケイン。2021-22シーズンの序盤にはマンチェスター・シティへの移籍で個人合意に達したが、最後までトッテナムが放出を拒み、残留の運びとなった。現行契約は2024年6月末まで。今夏に30歳を迎えるなかで本人の胸の内にトッテナムから離れる選択肢は残っているのだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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