クロップ監督がリバプール→チェルシーへ? 元英代表FWが今夏の去就を予測「私が彼なら…」

クロップ監督の去就に元英代表FWが見解【写真:ロイター】
クロップ監督の去就に元英代表FWが見解【写真:ロイター】

元英代表FWコリモア氏はクロップ監督の功績を評価

 イングランド1部リバプールは今季プレミアリーグで10位に低迷し、2つの国内カップ戦でも敗退した。ユルゲン・クロップ監督の去就も取り沙汰される状況になっているが、元イングランド代表FWスタン・コリモア氏は英メディア「Caught Offside」のコラムで、自身の見解を綴っている。

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 今シーズンのリバプールは、結果が出ていない。そのため、2015年から指揮を執っているドイツ人監督を代えるべきではないかという話も挙がっている。それでも、コリモア氏は解任するべきではないとし、「酷いシーズンを送っていることは理解しているが、私たちは過去6か月ではなく、もっと長い期間を振り返らなければいけない」と述べている。

「彼がやって来た時、リバプールが本当に酷い状態だったことを忘れてはいけない。彼らは平均以下のチームしかなかった。競争力が低く、トッププレーヤーを引き付けることができなかった。クロップは1人ですべてを変えて、可能なすべてのトロフィーを獲得した。彼はチームを勝てるようにしただけではなく、彼はプレースタイルも完全に改革した」

 さらにリバプールが直面している問題が、マンチェスター・シティやチェルシーといったクラブと金銭面で渡り合えない点にあることを指摘。クロップ監督の補強した選手が、すべて結果を出せているわけではないと認める一方で、エジプト代表FWモハメド・サラーを筆頭に世界クラスの選手に成長させた手腕を忘れるべきではないと続けている。

 そして、クロップ監督を解任した場合、スペイン1部レアル・マドリード、ドイツ1部バイエルン・ミュンヘン、フランス1部パリ・サンジェルマン、イングランド1部チェルシーといったクラブが獲得に乗り出す可能性にも言及。記事の最後では、コリモア氏は「オーナーは、残りのシーズンも彼に任せるとしているが、もし私がクロップ監督であれば、夏には大幅な補強を要求する。そして実現しなかったら、離れるだろう」と、クラブに忠告する内容でまとめている。

 UEFAチャンピオンズリーグ(CL)は勝ち残っているリバプールだが、夏には大幅な刷新が行われることになるのだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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