プレーレベル、ビジネス面で最先端を行くプレミアリーグが有利か

　イングランド1部ブライトンの日本代表MF三笘薫は、世界最高峰のプレミアリーグでの活躍により、アーセナルやリバプール、チェルシーといったビッグクラブからの関心が噂された。今冬の移籍は実現しなかったが、今夏以降に再びステップアップ移籍の可能性が注目されるだろう。イングランド国内のクラブが多く名前が挙がるのには、少なからず理由があるようだ。

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　ブライトンは現地時間2月4日に行われたプレミアリーグ第22節でボーンマスと対戦。相手の守備を崩しきれずにスコアレスの時間が終盤まで続いていたが、後半42分に三笘が左からのクロスにヘディングで合わせて決勝ゴールを奪い、1-0で勝利を収めた。三笘は公式戦3試合連発で今季7点目となった。

　今冬はアーセナルやリバプール、チェルシーといったプレミアリーグの強豪から関心が伝えられたが、移籍市場の閉幕とともにチーム残留が決定。今夏以降に再びステップアップ移籍の可能性が高まると目される。

　スペインを拠点とするあるエージェントによれば、カタール・ワールドカップ（W杯）前後からスペイン国内での三笘の報道回数は飛躍的に増加。プロ契約を断って大学に進学し、ドリブルに関する論文の話も頻繁に紹介されているという。

　現時点では、関心の噂があるのはプレミアリーグの強豪クラブがメインだが、スペイン1部ラ・リーガのような他国のビッグクラブの名前が挙がっていないのには理由があると語る。

「三笘選手はプレミアリーグで市場価値を上げてきてるので、ほかのヨーロッパのリーグクラブはなかなか手が出しづらいでしょうね。プレミアはマーケットが大きい分、サッカー面でもビジネス面でも最先端を行っていますし、実際に対戦していることも大きいと思います。バルセロナやレアル・マドリードなどスペインのクラブは、財政の問題やほかの選手を求めていたり、あとはどうしても外国人枠が関係してきます。他の国も同じような状況だと言えます」

　今シーズン終了後、三笘の去就に関してはさらにヒートアップしていきそうだ。