移籍騒動のエクアドル代表MFへ ブライトン指揮官がファンへ呼びかけ「彼を支えてほしい」

ブライトンMFモイゼス・カイセド【写真:Getty Images】
ブライトンMFモイゼス・カイセド【写真:Getty Images】

高額移籍の話もあったが、チーム残留となったカイセドについて発言

 イングランド1部ブライトンは、現地時間2月4日にプレミアリーグ第7節のボーンマス戦を行う。冬の移籍市場が終わってから最初の一戦を前に、ロベルト・デ・ゼルビ監督が、中心選手でもあるエクアドル代表MFモイゼス・カイセドを批判しないようファンに呼び掛けている。英公共放送「BBC」が報じた。

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 冬の移籍市場でカイセドには、ビッグクラブからのオファーが舞い込んだ。特に熱心だったのはアーセナルで、2度目のオファーは7000万ポンド(約110億円)という超高額なものだった。カイセドも移籍を希望して、クラブにレターを送って移籍を直訴。さらに自身のSNSにも移籍を懇願するメッセージを投稿した。

 しかし、2025年6月まで契約を残しているクラブは、カイセドの放出を拒否。カイセドは移籍市場が終わるまで、チームの全体練習や試合のメンバーから外れることとなった。カイセドの獲得が叶わなかった。そして、アーセナルはチェルシーからイタリア代表MFジョルジーニョを中盤に加えている。

 こうした経緯を経て、再びチームに合流したカイセドについて、デ・ゼルビ監督は「彼ら(ファン)に、彼を支えてほしい」と、コメントした。

「私は、彼らに彼のことを批判してほしくない。私はモイゼスが大好きだし、ブライトンで働いている人々も、モイゼスが大好きだ。彼は良いヤツだからね。私は彼がシーズンの最後まで残留することになって、とても嬉しいよ」

 前所属のインデペンディエンテ・デル・バジェから、2021年2月にブライトンが獲得した際の移籍金は、400万ポンド(約6億3000万円)だった。そこから1年で17倍以上のオファーを受けたものの、カイセドはクラブに残留することになった。

 デ・ゼルビ監督は「私は、彼が間違いを犯したのか、そうじゃないのか、よくわからない。ただ、移籍市場は閉まった。彼については私が責任を取るから、ファンには私に従ってほしい。私がモイゼスに関して何か明確に言う時、私のことを信じてほしい。ほかの選手たちも彼が大好きで、リスペクトしている。彼らは状況を理解している。サッカー界の者なら、こういうことが起こると理解しているからね。私に問題がなければ、誰にも問題はないんだ」と、語っている。

 指揮官はチーム内に問題がないことを強調しているが、はたしてブライトンのファンはどのように受け入れるだろうか?

(FOOTBALL ZONE編集部)



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