ローマMFザニオーロの去就問題に注目、今冬移籍マーケットで他クラブ移籍か

　イタリア・セリエAのASローマに所属の同代表MFニコロ・ザニオーロが、1月の移籍市場での退団を求めて今週末のリーグ戦（スペツィア・カルチョ戦／アウェー）メンバーに入れないように要請しているという。衛星放送「スカイ・イタリア」が報じている。

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　ザニオーロはローマからの移籍を求め、クラブとの話し合いによって週末のゲームへの遠征メンバーから外れた。ローマは4000万ユーロ（約56億円）の移籍金があれば退団を認める方針となったという。23歳のザニオーロは2回にわたって膝の前十字靭帯を手術する負傷を乗り越えている。もとより、19歳の時にイタリア代表としてデビューするなど将来を嘱望される存在として有名だった。

　同局のレポートによると正式なオファーを投じているクラブはないという。移籍市場に精通するファブリツィオ・ロマーノ記者によると、すでにイタリア人のアントニオ・コンテ監督が指揮するイングランド1部トッテナムが獲得に乗り出し、選手の代理人にコンタクトを取り、獲得に興味を示すクラブは多数あるという。

　残り10日となった移籍市場で大きな移籍の1つになり得るザニオーロの去就問題は、スピード展開になることが予想されそうだ。