悪童バロテッリに恩師が「得点後にユニフォームを脱ぐな」と忠告 提示した解決策は…

「ゴールが当たり前のものになれば…」

「彼が絶対に止めなくてはいけないのは、ゴールしたらユニフォームを脱ぐことだね。そんなことをしたくなるのは、彼にとってまだゴールが特別なものだからだろう。今季のノルマは20ゴールを奪うことだ。つまり、『ゴールなんて当たり前のものだ』となってしまえばいいのだよ。誰もが彼を見れば、素晴らしい才能に恵まれていることを理解する。私は、16歳の時からマリオがワールドクラスの選手になると確信しているからね」

今季加入したニースでは、昨季までの2年間でゲームから離れすぎていたことによるコンディション調整などの問題があり、いまだにリーグ戦での出場試合数は3試合にとどまっている。しかし、その3試合で5ゴールと、すでにマンチーニ氏の提示するノルマの4分の1は消化している。

 一昨季にリバプール、昨季にACミランでリーグ戦それぞれ1ゴールに終わり、「終わった選手」とのレッテルを貼られたバロテッリは、フランスで復調の気配を見せている。その姿を、誰よりも嬉しい気持ちで見つめているのは恩師のマンチーニ氏なのかもしれない。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

page1 page2

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング