悪童バロテッリに恩師が「得点後にユニフォームを脱ぐな」と忠告 提示した解決策は…

ニースで3戦5発と復活した姿にマンチーニ氏も喜ぶ 「彼は特別なプレーヤー」

 今季からフランスリーグのニースに加入し、復活の兆しを見せている元イタリア代表FWマリオ・バロテッリを、フランス紙「レキップ」が大きく特集している。一面に「不屈のバロテッリ」というタイトルで掲載し、インテルやマンチェスター・シティ時代の恩師であるロベルト・マンチーニ氏のインタビューを掲載。恩師は、愛する“悪童”のユニフォームを脱ぐ癖に言及し、その解決策として「今季のノルマは少なくとも20ゴールだ」と指令を出している。

「彼には世界中から注目されて、叩かれて、時にはそうしたものが重たく感じられることもあったはずだが、私は彼を受け入れてきた。プレーヤーとしても、一人の青年としても彼は素晴らしいよ。まあ、良くも悪くもあるタイプだがね。とにかく、彼は素晴らしく特別なプレーヤーだし、彼を尊重してきた。とにかく、世界最高峰のプレーヤーになるだけの才能を自分が持っていることを、自分自身で理解してほしい。それに尽きる」

 バロテッリはマンチーニ氏がインテルの監督を務めていた時期に16歳で下部組織に加入し、17歳にしてトップデビューのチャンスを与えられた。その後はイングランドのマンチェスター・シティでも監督と選手の間柄で共闘した。ピッチ内外でのトラブルにマンチーニ氏が“キレた”ことは少なからずあったが、自身も現役時代に“天才肌”のプレーヤーとして問題行動を起こしながらプレーで黙らせてきただけに、バロテッリの行動を包み込むように指導してきた。

 今もバロテッリのことを気にかけるマンチーニ氏だが、明確な苦言を一つ呈した。それは、定番のゴールパフォーマンスであるユニフォームを脱いで肉体美を誇示するものに対してだ。その行為は確実に警告につながり、出場停止が増えることを意味する。そして、その解決方法は現役時代にスターとして鳴らしてきたマンチーニ氏ならではのアドバイスだった。

 

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