「誇りに思う」 元J助っ人FWジェイ氏、現役引退の決断を回顧…今後の目標も明かす「私はてんかんを患っていますが…」

2021年まで札幌でプレーしたFWジェイ【写真:Getty Images】
2021年まで札幌でプレーしたFWジェイ【写真:Getty Images】

磐田&札幌で合わせて約7年間日本でプレー

 Jリーグで計7年間プレーした元イングランド代表FWジェイ・ボスロイド氏が現地時間1月18日、自身の公式インスタグラムを更新。これまでの現役引退を回顧し、現在の思いを吐露している。

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 イングランド1部アーセナルの下部組織出身のジェイ氏は、イタリア2部ペルージャやイングランド1部ウォルバーハンプトン、同国2部カーディフ・シティなどで欧州でのプレーを経験すると、2015年にJ2ジュビロ磐田への移籍で初来日。J2だったジュビロ磐田で32試合20ゴールの活躍を見せてJ2得点王に輝き、J1昇格に大きく貢献した。

 翌16年もJ1で14ゴールを挙げ、17年に北海道コンサドーレ札幌へ移籍。計5年間在籍し、J1リーグ戦105試合35ゴールを記録した。21年11月に契約満了により札幌を退団。母国に戻り現役を退いた形で、翌年には“解説者デビュー”も果たしている。

 そんなジェイ氏が自身の公式インスタグラムを更新。現役引退を決断した当時を振り返った。

「ちょうど1年前、私はフットボールを引退しました! 23年間プレーすることができ、本当に幸せでした。つい昨日のことのように感じます。浮き沈みの激しい人生から、仲間たちと一緒に過ごすなかで、自分のやりたいことをすべて実現できたことを誇りに思います。このような旅をした人はあまりいないでしょう。神様に感謝します。そしてもちろん、愛する妻と美しい子供たちにも」

 そう綴ったジェイ氏は、苦難のサッカー人生を回顧。「てんかんを患いながら、心臓の手術を受け、そしてプレーを続けました。今日、こうしてお話できることに感謝しています」と病気を患い厳しい時間も過ごしたことへの思いを吐露し、「今、私は、若い世代の人たちが私のような落とし穴にはまらないように手助けをすることが、私の義務であり、喜びであると考えています」と新たな自身の目標についても明かしている。

「私はてんかんを患っていますが、この病気について話すことで、特に若い世代の人たちの役に立ちたいと思っています。心臓に問題を抱えている人には、私もそうだったので共感できますし、とにかく人の役に立ちたいのです」

 自身の経験から、未来の若い世代の力になりたいと語ったジェイ氏。「ありがとう ありがとう ありがとう」と呟いた言葉に続いて「もし、やめたいと思ったら、なぜ始めたのかを思い出してください。(人生のあらゆる場面で)」というメッセージも送っていた。

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