ウーデゴールは「別格の存在」 ダービーでの圧巻弾にアーセナル監督も脱帽「ピッチ上で伝えるものすべてがほかと違う」

アルテタ監督がウーデゴールを称賛【写真:ロイター】
アルテタ監督がウーデゴールを称賛【写真:ロイター】

ウーデゴールは前半36分にミドルシュートを決めて追加点

 イングランド1部アーセナルは現地時間1月15日、プレミアリーグ第20節でトッテナムとの「ノースロンドン・ダービー」に臨み、2-0で快勝した。チームの2点目のゴールを決めるなど勝利に貢献したキャプテンのノルウェー代表MFマルティン・ウーデゴールのパフォーマンスが称賛されている。

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 敵地でのダービーマッチに臨んだプレミアリーグ首位のアーセナル。ブラジル代表FWガブリエウ・ジェズスが長期離脱中で、その代わりにイングランド人FWエディ・エンケティアが起用されたほかは今季開幕時からのベストメンバーが起用された。

 立ち上がりから宿敵トッテナムを圧倒したアーセナルは前半14分にトッテナムGKウーゴ・ロリスのオウンゴールで先制すると、同36分にはイングランド代表FWブカヨ・サカの横パスを受けたウーデゴールが、エリア外から左足で狙いすましたミドルシュートを蹴り込んでリードを広げた。この2点のリードを最後まで切きったアーセナルはダービーを制し、リーグ戦12戦無敗(10勝2分)となった。

 首位に立つチームの中でひときわ高い評価を受けているのが、この試合でも得点を決めたキャプテンのウーデゴールだ。16歳で加入したスペイン1部レアル・マドリードでは出場機会を減られずに苦しんでいたレフティーは21年1月からプレーするアーセナルで劇的な成長を遂げ、今ではチームをまとめる存在でもある。今季プレミアリーグでは17試合で8得点5アシストと異彩を放っている。

 英紙「メトロ」によれば、ミケル・アルテタ監督が試合後の会見でこのノルウェー代表MFへ惜しみない賛辞を送っていた。

「ものすごく良かった。特に前半、最高だったと思う。彼は別格の存在だ。試合に影響を与える方法、感覚、彼がピッチ上で伝えるものすべてがほかとは違う。今日の彼がやったことは称賛に値するよ」

 その影響力の大きさはアーセナル内だけでなく、すでにプレミアリーグの中でも随一のものとなっている。英紙「ロンドン・イブニング・スタンダード」はこの試合のウーデゴールにチームトップタイの9点(10点満点)をつけ、「今の調子なら間違いなくプレミアリーグ最高の選手」と称した。

 かつては“神童”と呼ばれた男も24歳となった。2003-04シーズン以来となるプレミアリーグ制覇の期待が高まるアーセナルで最も欠かせない選手へと変貌を遂げている。

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