痛恨のPK献上に原口は悔し涙で自責 「僕のせい。僕が止まるしかなかった…」

「クオリティー不足」と自責の念

 ハリル監督が激怒したバーレーン人レフェリーによるPK判定だったが、原口は判定を受け入れて自分の責任だと受け止めていた。与えられた守備のタスクをこなしつつ、攻撃でも結果を出していただけに、なおさら悔恨の念が強く残った。

 そして、原口は「クオリティー不足」と自責の念に苛まれている。

「オーストラリアはブンデスでやっているよりも遅かったし、自分のプレーを出せたと思う。ミスと、2点目を取りに行くクオリティーが足りなかった。僕らがボールを持って、彼らが引くよりも効率よく攻撃ができたし、2点目を取れば決まっていた。そこが決められず、僕にもクオリティーが足りなくて悔しい。もう一度ヘルタに帰って、もっとクオリティーを上げるしかない。1点を取った後に、2試合(イラク戦とオーストラリア戦)とも仕事をできる場面があった。そこで1つしか仕事ができなかったのがもったいないというか、クオリティーが足りない」

 9月6日のタイ戦、10月6日のイラク戦、この日のオーストラリア戦と、先制ゴールを自身の手でもたらしたのは3試合連続だった。それでも、さらに2点目を奪って勝利を決定づける存在になることを自身に強く求め、飽くなき向上心を示している。

 

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