1位にはドルトムントのMFベリンガムが輝く

　新たなスター候補となる若手選手たちは、いつの時代も大きな注目を集める。スペイン紙「マルカ」は、「現在最高の若手50選手」の特集を組んだ。そのなかに日本人選手が1人、ランクインしている。

　ランキングはトップ50からスタート。1位にはドイツ1部ボルシア・ドルトムントのイングランド代表MFジュード・ベリンガム、2位にはドイツ1部バイエルン・キュンヘンのドイツ代表FWジャマル・ムシアラ、4位にスペイン1部FCバルセロナのスペイン代表MFガビといったカタール・ワールドカップ（W杯）にも出場した選手たち、3位にはオーストリア1部ザルツブルクのスロベニア代表FWベンヤミン・シェシュコと、すでにフル代表で活躍する選手たちが名を連ねている。また、5位には16歳でレアル・マドリードと契約することが発表されたブラジル1部パルメイラスFWエンドリックが入った。

　こうした選手たちの中に名前を連ねたのが、“ピピ”の愛称で知られるスペイン1部レアル・マドリードの下部組織であるレアル・マドリード・カスティ－ジャに所属するMF中井卓大だ。記事では、「この19歳の若手は久保建英と並び、アジアのサッカー界で最も将来有望な才能だ」と評している。

　昨年11月に行われたスペイン遠征で、初めてパリ五輪を目指すU-19日本代表にも名を連ねた中井。2014年からスペインでプレーしていることもあり、すでに現地でも大きな注目を集める存在となっている。若手は1シーズンで大きく成長するが、果たして中井にとって2023年はどのような1年になるだろうか。