三笘薫は「今季非常に印象的」 リバプール、ブライトンの補強を参考にすべきと専門メディア推奨
アリスターや三笘、カイセドらが例に挙げられる
イングランド1部ブライトンは、カタール・ワールドカップ(W杯)優勝メンバーとなったアルゼンチン代表MFアレクシス・マック・アリスターや日本代表MF三笘薫など、世界的には無名ながら大きなポテンシャルを秘めた選手の補強を実らせ、プレミアリーグで躍進を続けている。
その一方で近年、移籍市場で苦戦しているのが強豪のリバプールだ。特に主力選手の高齢化が進む中盤は思うように補強が進まず、選手層に不安を抱えている。リバプール専門メディア「Liverpool.com」は、「リバプールとFSGは天才的な移籍モデルをコピーするべきだ」と論じている。
記事では、リバプールのオーナーであるFSG(フェンウェイ・スポーツ・グループ)には高額移籍金を擁する選手を買う余裕はないとしたうえで、「クラブはポテンシャル(潜在能力)に投資し、マーケットでまだ気づかれていない才能を発掘すべきだ」と指摘している。そうした手法で成功を収めているクラブの代表例がブライトンだ。
「最近の彼らの補強を例にとってみるといい。アレクシス・マック・アリスターのような選手は比較的無名な時に契約した選手だが、ブライトンをプレミアリーグのトップサイドに押し上げ、先日のW杯では優勝を果たした。彼だけではない。三笘薫も今季は非常に印象的で、彼もW杯で注目を集めた。モイセス・カイセドも同様だ」
近年もDFベン・ホワイト(→アーセナル)やDFマルク・ククレジャ(→チェルシー)、MFイヴ・ビスマ(→トッテナム)といった選手がブライトンからビッグクラブへステップアップを果たしている。トップ6ほどの選手層はないが、カタールW杯に8選手を送り出すなど確かな実力者を擁している。
現在プレミアリーグで首位アーセナルと16ポイント差の6位と苦しんでいるリバプール。再び浮上するためには移籍戦略の見直しが必要になるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)