久保とシルバのコンビは「悪魔的な関係性」 現地メディアが絶賛「完璧なシンパシー」

先発出場でゴールに絡んだ久保建英【写真:Getty Images】
先発出場でゴールに絡んだ久保建英【写真:Getty Images】

久保がシルバへのラストパスで先制点を演出 ソシエダはアルメリアに2-0で勝利

 スペイン1部レアル・ソシエダは現地時間1月8日、ラ・リーガ第16節でアルメリアと対戦し、2-0で勝利を収めた。先発出場した日本代表MF久保建英は、元スペイン代表MFダビド・シルバの先制点をお膳立てし、白星に貢献。現地メディアは久保とシルバについて「悪魔的な関係を築いている」と表現し、スペイン代表の黄金期を支えた名コンビを引き合いに出している。

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 2トップの一角として先発出場した久保は、パスカットから左足の鋭いシュートを放って決定機を生み出し、前半から存在感を示す。するとスコアレスで迎えた後半2分、シルバの縦パスに抜け出した久保が右サイドからボールを中央に折り返すと、走り込んだシルバが再び受けてネットへと流し込んだ。

 最初は久保のオフサイドと見なされて取り消されたものの、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の確認の結果、ゴールが認められた。しかし、シルバに出したパスに、わずかながら相手DFの足が触れていたことから、残念ながらアシストが付くことはなかった。

 それでも、久保とシルバの華麗なワンツーから生まれたゴールに、スペイン現地メディア「Noticias de Gipuzkoa」は「久保とシルバの悪魔のような連係で、ソシエダがアルメリアを打ち破った」と取り上げている。

「タケ・クボとダビド・シルバ。1人は日本人で、もう1人はカナリア諸島の出身だ。信じられないような表現になるかもしれないが、彼らはピッチ上のホラーのように見えた。シルバの母親は日系だ。それゆえに、フットボールにおける完璧なシンパシーのリズムを奏でることのできる悪魔的な関係性を築いている。悪魔的で、永続的であり、止められないコンビネーションによって、彼らは相手守備陣を破壊し、解体する」

 また、記事では「もしもルイス・アラゴネス監督が長きにわたってシャビとイニエスタのペアをチームの武器として見出したとしたならば、イマノル(・アルグアシル監督)はすでにそういったペアを手にしたと言える。両者はピッチ上で互いを探し続けている」と、久保とシルバが、スペイン代表の黄金期を支えたMFアンドレス・イニエスタ(ヴィッセル神戸)とMFシャビのような関係性をすでにソシエダで構築できていると力説していた。

 久保とシルバは互いにゲームメーカーでレフティーということもあり、当初はポジションを争うライバル関係として見られることも少なくなかったが、今ではソシエダの躍進を支える名コンビとしてチームを牽引する存在となっている。

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