「守備が機能していない」 レアル、創設4436試合目でスタメンに初のスペイン人不在…黒星で現地批判
ビジャレアルに1-2で敗戦
スペイン1部レアル・マドリードは、現地時間1月7日にラ・リーガ第16節でビジャレアルと対戦。クラブ121年の歴史で初めてスタメンにスペイン人不在という歴史的な11人で試合に臨んだが、1-2で敗れた。今季2敗目を喫したチームは、現地メディアから「守備が機能していない」と批判を浴びている。
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敵地に乗り込んだレアルでカルロ・アンチェロッティ監督が送り込んだスタメンはGKティボー・クルトワ(ベルギー)を筆頭にDFエデル・ミリトン、FWヴィニシウス・ジュニオール(ともにブラジル)、DFアントニオ・リュディガー、MFトニ・クロース(ともにドイツ)、DFダビド・アラバ(オーストリア)、DFフェルランド・メンディ、MFオーレリアン・チュアメニ、FWカリム・ベンゼマ(いずれもフランス)、MFフェデリコ・バルベルデ(ウルグアイ)、MFルカ・モドリッチ(クロアチア)の11人。選手の国籍の違いは7か国にも及んだが、ここにスペイン人選手は1人も含まれなかった。
スペイン紙「マルカ」によれば、スタメンにスペイン人が不在だったことはクラブ創設から4435試合で一度もなく、121年間の歴史上初めての出来事となった。
しかし、そんな試合でチームはビジャレアルに1-2で敗れている。スペイン紙「AS」は今季2敗目を喫したレアルの守備に問題があると指摘している。
レアルは今季16試合を終えて16失点。1試合1失点のペースで、クリーンシートはわずか3試合にとどまっている。首位を争うFCバルセロナの15試合6失点と比較するとその差は歴然。得点はリーグ最多の36得点と攻撃面でカバーしているが、現地メディアは守備での不安に厳しい目を向けている。
「マドリードは守備で苦労している。ここ数シーズン、マドリードが誇っていた守備の安心感はまだ見つかっていない。バジャドリードとカセレーニョ(今季初めて2試合連続のクリーンシート)での経験は幻となってしまった。白い壁にはヒビが入っている」
重要な上位争いで勝ち点を落とし、宿敵バルセロナに隙を見せてしまったレアル。タイトル争いを繰り広げる上では守備の改善は早急の課題と言えそうだ。